2022.11.05
また、介護家族にとっては「身につまされる」事件が起こってしまいました。
※いつまで観れるか分かりませんが、公式の報道動画を貼っておきます。
最初に書いておきますが、「殺人を肯定」するつもりは毛頭ありません。
ありませんが、介護家族と言う立場で思うところはあります…ただ、この思うところは公のブログには書きません。
さて、少ない情報の中からではありますが「背景」を拾って行きましょう。
殺人の容疑者 81歳男性
被害者 79歳女性
二人の関係は夫婦です。
奥様は39年前に足が不自由になり車椅子生活で、容疑者が介護をしていました。
この奥様が歩けなくなった時の年齢は、単純計算で容疑者が42歳・奥様が40歳です。
もちろん奥様が一番辛い思いをされたでしょうが、介護をする側の39年と言う月日は、とてつもなく長いものだったと想像出来ます。
情報が無いので分かりませんが、頼れるお子様や親族は居たのか?・行政には適切に頼っていたのか…気になるところです。
容疑者は奥様を「散歩に行こう」と連れ出し、港の突堤から車椅子に乗せたまま海に突き落としました。
容疑者の男性は、警察の調べに対して「介護をしていて疲れた」と供述しています。
筆者は、両親共が介護が必要になり(W介護と言います)、もう10年介護生活をしておりますが、それはそれは心身ともに疲弊するものです。
この件に関しては、情報が少な過ぎて分かりませんが、多くの介護殺人は身内や行政に頼らず、一人で頑張りすぎて追い詰められて起こっています。
福祉は申告制です。
どうか、手を上げて「助けて」と各自治体の窓口を頼って下さい。
もちろん、福祉には限界点がありますが、一人で抱えるよりはかなり楽になりますよ。
では、また次回です。by おしょぶ~
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