2022.11.08
前回の記事で「車椅子の妻を海に突き落とした事件」について書かせて頂きました。
容疑者は被害者(妻)の介護を、約40年しておりその介護疲れからの犯行であり、「これを読んでいる読者様で、同じ様な方はすぐ行政の窓口に助けを求めて下さいよ!」みたいな事を書いたのですが…
間違ってはいなかったのですが、色々と事実が解ってくるうちに筆者の10年クラスの介護では到達しない、40年クラスの心理状態(主に容疑者)が見えて来ましたので、続報を書かせて頂きます。
※合わせて読みたい↓
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※いつまで観て頂けるか分かりませんが、公式のニュースです↓
筆者は、「家族にも行政にも相談出来ず一人で悩んでいた容疑者」と言う像を勝手に描いておりましたが…
「一人で問題を抱えていた」のは合っていましたが、背景がかなり異なりました。
容疑者には、どうやら頼れる家族もいたし・行政もバックアップしており奥様の施設入所の話も出ていた様です。
実は、この犯行に及んだ日は「奥様が施設に入所する為の面談日」の当日朝だったのです。
最後に犯行への引き金を引いた容疑者の気持ちは「妻が施設に入いるなら、無理心中しようと思った。自宅で最期を看取りたかった」これだったのです。
正直、驚きました。筆者は、介護をしている父が期限付きとは言え、施設に入れる事が決まった時は、これで負担が大幅に減ると言う安堵・喜びしかなかったからです。
近所で取材をすると、どうやら近所の方々も見ていてあまりにも大変そうなので、手伝う旨を伝えてくれた様ですが、容疑者は断っています。
「これは俺がやらなきゃイケないんだ」その時の容疑者の言葉です。
心理学の専門家でもないですが、容疑者はあまりにも長く一人で介護をやり過ぎて、逆に「苦しい介護をする事に依存する」と言う、不思議な状態だったかも?と想像します。
難しいですね…でも、話は前回の記事に戻りますが「やっぱり適切な助けが入るのが遅かった」と言う事だと思います。
では、また次回です。by おしょぶ~
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