2019.03.07
今回のテーマは…【介護殺人】障がいのある姉を介護する90歳の母も認知症に…両人を殺害した弟。でお送りします。
まず、記事の本題に入る前に書かせて頂きたいです。このブログはもう直ぐ3周年を迎えます。その間一日も休む事なく書いていたわけですが、「介護殺人」について何記事書いたか?覚えていません。
それほど、多くの事件が普通に起こってしまっている状況です。もう一度、いや何度でも書かせて頂きますが…
「介護は一人で抱えると破たんします!」
「福祉は申告制で待っていても解決しません」
「声をあげるのが遅いと間に合いません!」
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2018年9月、栃木県日光市のパーキングエリア(PA)に止めた乗用車の中で母親と姉を殺害したとして、無職の男が逮捕された事件があったのですが、公判が開かれ色んな事が分かって来ました。
今回の件ですが、知的障がいのある娘さんをお母さんが一人で介護していたそうです。そして、そのお母さんも認知症になってしまった…お母さんは90歳でした。
大変表現が悪くて恐縮ですが、この時点で「詰み」です。
ここまで来るまでに、この娘さんが50代でお母さんが70~80代だった頃が当然あったわけで、そこでお母さんや弟が「想像」を働かせば、このままではどうなるか?
ある程度の予想が出来たと思います。早めに、公共窓口に相談してほしかったです。結局、この事件の被告である弟とその妻が、仕事を辞めて2人の介護にあたったという事ですが…
この被告は辞職後、生活や介護の費用を投資で得ようと考えて失敗しています。それまで、相続などで計2千万円あったのが、逆に200万円超の借金を負う事に…
「バカだな~」と思う方もいると思いますが、筆者は思いません。
4人家族で、誰も働きに出れず「知的障害」の方と「認知症」の方を介護している状態、2000万円では将来に不安なのは分かります。ただ、まともに考えるとそれを投資に回してしまうのは、リスクが大きすぎます。
しかし、事の渦中にいると簡単な事が分からなくなるもんです。ですので、先ほど上に書いたように、早めに想像を働かせ計画的に動く事が重要です。
結局、お金が尽きた弟は、二人を殺し自分も自殺を試みるも死にきれなかった…裁判では起訴事実を認め、事実関係の争いはなく本日(3月7日)に判決が出る見込みです。
では、また次回です。by Oshobu~
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