介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

親は自宅での最後を望む!子供は自宅で親を看取るのは困難…人生の最後に待つ理想と現実のギャップ。

2019.12.11

 

今回のテーマは「親は自宅での最後を望む!子供は自宅で親を看取るのは困難…人生の最後に待つ理想と現実のギャップ」でお送りします。

 

厳しい現実のお話なのですが、お伝えしないわけにも行きません。

 

神戸新聞(2019.12.11)

神戸新聞(2019.12.11)

おしょぶ~の地元紙である「神戸新聞」が、「生死感」や「みとり」に関するアンケートを実施しました。(回答数739人)

65歳以上の高年世帯では、半数以上が自宅での死を希望しています。

では、実際に看る方(子供世代)の中年世帯はと言いますと…親を自宅で看取るのは半数以上が困難としています。

 

真反対ですね^^;

ただ、親の方も希望は「在宅」ですが、実現は厳しいだろうと思っていまして、59%が実際は難しいと回答しています。

 

子供(中年世代)が、親を自宅で看取れない大きな理由には…

  • 仕事
  • 経済面

自分が全くそうだったので、身につまされますね。わたし自身、両親のW介護の為1回会社を介護退職しましたが、家計が回らず介護を何とかやりながら出来る仕事として「マンション管理人」を3年やって、お金を貯めて2回目の介護退職をして、現在に至っていますから…

 

政府は膨らむ介護費用圧縮の為、自宅で最期を迎える人を増やす事に力を入れていますが、正直よい方向には進んでいません。

 

自分で言うのも何ですが、キャリアを捨てて介護の為に仕事を辞めるって、すごく勇気が要りますからね。いったん辞めて月日が経つと、捨てたキャリアの位置に戻るのは、よほどの人でない限り無理ですから、収入以外でも捨てるものが大きいです。

 

とは言え、医療現場も介護現場も人手不足ですし、社会福祉の予算ももう少し「子供達」の方に回さないと、日本が成り立たなくなります。

 

これを書いている、わたしが正にそうですが中年世代及びいま健常な高齢者が「病気にならない」「要介護にならない」…一言で言うと予防対策ですね。ここに力を入れる事が重要だと思います。

 

言うほど簡単ではないですが、ピンピンコロリなら自宅で最期を迎える可能性が高いので…

 

では、また次回です。by おしょぶ~

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