介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

母を施設の「看取り事業」で最後までみて頂く事にしました。

2019.08.24

 

今回のテーマは「母を施設の『看取り事業』で最後までみて頂く事にしました」でお送りします。

 

やっと、施設と現在入院している病院との調整が終わりましたので、母の今後を書かせて頂きます。

初めて読んで頂く方は、下記の記事に目を通して頂いてからの方が、分かりやすいと思います。

 

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上の記事は、母がまだ緊急入院する前の記事です。担当者会議と言いまして、介護家族と介護関係者の会議です。この席で、初めて「特養施設による看取り事業」の事を知りました。

 

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上の記事は、母が緊急入院した時のものです。この時点では、大変な状況ではあるが、「母が重篤」であると言う認識は、わたしにも介護関係者にもありませんでした。

 

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上の記事は、入院している病院の主治医に、母の正確な病状を聞きに行ったら、思わぬ「重篤」な状態であったと言う事を、数値を交えて説明させて頂いております。

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さて、母の病状の件で施設の先生と病院の先生の意見は一致しました。それは…

「回復に向けて、医学的にやってあげれる事はない」

です。

 

もう、筆者は母が要介護5で寝たきりになり・胃ろうまで来てしまった段階で、「覚悟」はしておりましたので、驚きはありつつも動揺はありません。

 

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記事の前後は入れ替わっていますが、母の病状を確認後、施設に「看取り事業」でみて頂きたい思いを説明に行きました。

 

「特養による看取り事業」…これね、まだ耳慣れしていない読者様が多いと思います。

現在、日本政府は高齢化社会を受けて、「家での看取り」の拡充を目指しています。今まで一番多いのは、病院で亡くなるケースです。

 

医療費の問題もありますし、ベッドの数の問題もありますからね。それと同時に、「延命治療」をどこまでするのか?

医学も進んでいるので、「人間として、その生きていると言う状態は正しいのか?」と言う問題を、横に置いておくと「ただ長く生かすだけの方法はかなりある」状態です。

 

ただこの看取りの問題・延命治療の問題…どちらも手探り状態が続いているのです。特に看取りは、家で看取るにしても巡回する医師の数が足りません。

そこで、施設に世話になっている高齢者は「ある意味、施設を自宅とみなし」看取りを行うと言うのが「施設による看取り事業」です。

 

実際、母でしたら住所は「施設内」ですし、年金も「施設が管理する母の口座」に振り込まれており、筆者は触れない形にしています。つまり、母の自宅は施設とも言えます。

 

もう一つ、病院ではなく施設の最期を選んだ理由は、母の頭の中の感情です。わたしは、母は全く何も分かっていない…と言う認識でしたが、担当者会議の時に「ケアマネジャー」・「看護士」の方々から、意思表示は出来ないものの、お母さんは周りの事で、一部は認識出来ている…との意見を伺ったからです。

 

まぁ、これは「確認」する方法はないので、普段お世話になっている方の意見を信じる事にしました。と、なると緊急入院した知らないスタッフばかりの病院より、普段からお声をかけて頂いたり・世話をして頂いている、介護スタッフ・看護士・ケアマネジャー・相談員の方々に、囲まれている方が母の気持ちが安らかではないか…と言う判断に至りました。

 

この、特養での「看取り」については、経験をお伝えするのは、今後親の介護を迎える方に有効な情報になる、可能性が高いですので、母の最期までしっかりお伝えする考えです。

 

母は8月27日、病院を退院して施設の看取りにお世話になる、スケジュールです。

では、また次回です。by おしょぶ~

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