2024.09.02
こんにちは。おしょぶ~です^^/
前回の記事で、人工肛門閉鎖術を受ける話を書かせて頂きました。
※合わせて読みたい↓
www.xn--u8j9cuc3a1045az8akz4jtu1c6ej.com
治療・療養を優先させて頂いていた為、ご報告が遅くなりましたが2024年8月20日に退院して、現在は自宅療養中です。
【ご報告】
— おしょぶ~(呑み助調理師) (@Masaru3889) August 4, 2024
3日間痛くて動けなく、ご報告が遅くなりました。
手術は計画通り無事終わりました。
ただ予後悪くて苦戦中ですが、別に生死に関わる内容ではありません。
しばらくTwitter(現X)は休みます。
元気になったら絡んで下さい。
パワーを送って下さった方ありがとうございます。
皆様良い日曜日を
【ご報告】
— おしょぶ~(呑み助調理師) (@Masaru3889) August 20, 2024
フォロワーの皆様、いつもありがとうございます☺️
本日、退院致しました。
今日から自宅療養に入ります。
病状等は、落ち着きましたらブログに纏めてUP致します。
現状、予後が悪く今しばらくX(Twitter)をお休みします。
シャバの食事は旨いな~🥪☕😆
皆様、良い一日を😌✨ pic.twitter.com/0qOGYWMrCG
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※これより下の記事について
患部写真を何枚かUPしております。見る方の感性によっては気分を悪くする可能性がありますので慎重に閲覧して下さい。そう言う写真が苦手な方はブラウザバックして下さい。UPした理由は「現状を正しく伝える」為です。
例えば「お腹に穴が空いている」と言う文章では、イメージする状態が各人によってかなり違うだろうと予想されます。
それと、統計的に今後も大腸がんが増える事が予想され、合わせて人工肛門を使用する方も増えます。経験談からの情報は知っておいて損はありません。
さて、話を本題に戻します。
おかげ様で、癌は今のところ「取り切れている」
ただ、人工肛門閉鎖術の後遺症に苦しんでおります。
抱えている問題は3つです。
①人工肛門跡の穴の管理
②激しい排便障害
③体力低下
③の体力低下は入院したら誰にでも起こる問題でリハビリで取り返せます。実際、前回のがん摘出手術時は44日間も入院しましたが、療養後バイトにも復帰した実績があるので、さほどは心配しておりません。
問題は①②です。
説明の前に、わたしに付いていた人工肛門の特異性についてお話しておきます。
通常多くの場合、人工肛門は「脇腹」に位置する事が多いのですが、わたしの場合「ヘソの位置」にありました。
ズバリ!真ん中(苦笑)…ヘソに穴を空けて、ソコから小腸を取り出して人工肛門を作った感じです。
これの何がイケないか?
想像して頂ければ解りますが、日常生活で人工肛門を圧迫してしまう場面が多く、それを避ける為にはかなり邪魔くさい身体の動きになります。
わたしはマンション管理人のバイトをしておりますが、ゴミなど拾う作業が非常に多い仕事です。普通に拾うとヘソを中心に身体が「くの字」になり人工肛門を圧迫するので、いちいちしゃがんで拾います(あくまで一例です)。
で、圧迫が繰り返されると何が起こるかと言うと「便が必要以上に肌に触れてしまう」…外に漏れるワケではありませんが、人工肛門には便をためる用のパウチ(オストミーパック)を付けます。付けた後、漏れない様に保護テープなどを使い固定します。
※参考資料(わたしが実際に使用していたパウチ)
圧迫が繰り返されると、肌とテープの間に「じわ~」と便が染み進んで来ます。勿論定期的にパウチを取り替えますが、この染み進むのを100%防ぐ事は出来ません。
便自体は各人の腸の状態で、酸性だったりアルカリ性だったりしますが、必ずアルカリ性の消化液が混ざっている為、肌に触れると悪さをします。
※閲覧注意
下に貼った写真は、わたしの人工肛門からパウチを外した時のもの…まだ人工肛門生活を始めて2カ月位の時間軸です。
モザイクを入れている箇所が人工肛門(モロに小腸が飛び出ているので、一応モザイク)で、上部に一か所・下部に二か所「潰瘍」みたいな病巣が確認出来ると思いますが、これがアルカリ性の排便にやられた症例です。
当然傷その物も痛いですし、次に触れて来る排便が染みて不快です。
これがまだ人工肛門生活2カ月ですので、半年経つとどうなるか?想像出来ると思います。
勿論、ストーマ外来で指導頂いたり・時には薬も使いましたが、人工肛門閉鎖術前には潰瘍が凄く広がっていて悲惨でした(写真はありません)。
これが今回の手術をややこしくした、1つの原因です。
あと、人工肛門を中心に周りがドーム型に膨れているのが分かりますか?
これヘルニア(脱腸)です。これも合併症ですね。
酷い人は、人工肛門を作った穴から何メートルも小腸が飛び出す事もあります。
その様な背景があり、今回の人工肛門閉鎖術ではヘルニアへの対応とお腹の皮膚に出来た「潰瘍の様なただれ」についても処置して頂きました。
ヘルニアへの対応は「大した事ではない」との医師の言葉がありましたが、「潰瘍の様なただれ」については、ちょっと厄介と言うニュアンスでした。
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さて、人工肛門閉鎖術本番の話に入りましょう。
まずわたしは「腹腔鏡手術」を望みましたが、今回の色んな条件から「開腹手術」になるとの事でした。
皆さんもご存じだとは思いますが、腹腔鏡手術と開腹手術では痛みの大きさと回復のスピードが大きく違います。腹腔鏡手術の方が断然楽なのですが、仕方ありません。
手術自体は、わたしには全身麻酔が施されている為、記憶にも有りませんし術中も痛くも痒くもありません。一瞬で終わった様な感覚です。
術後すぐの、わたしが見る事の出来る唯一の視界です(笑)。
もう痛くて痛くて、数日は全く動けずですね。
手術自体は計画通り終わったとの事でしたが、ココでわたしの手術運の無さがまた出てしまいました(苦笑)。
初めて自分の身体を鏡で見た時に…「あ~何か不味い事になっているのでは」と、すぐ看護師さんに報告しました。
お腹周りが真っ黒なのは「内出血」と理解はしていたものの、がん摘出手術の時よりかなり酷い状態・合わせてお腹の中心が大袈裟ではなく野球のボール位盛り上がっているのです。
直ぐに、レントゲン検査・MRI検査が行われ結果は「血種」でした。
簡単に言うと「血の塊」ですが、多少の内出血なら想定内ですがここまで大きく硬くなっていると問題です。
手術の後、お腹にワザと小さな穴を残す(全て閉じてしまって中で何か有った時に対応が大変になる為)事は聞いていたのですが、その穴の大きさでは今回の血種には対応出来ない為、せっかく縫合した部分も糸をカットして穴を広げました。
その穴から「血種を掘り出す感じ」の処置が行われました。
※閲覧注意
下に貼った写真は、手術前ではないですよ!(苦笑)
この状態で、医師が直接手を下す分は全て終わっています。
これが上で書いた、後遺症①ですね。
後遺症①人工肛門を外した跡に現状大きな穴が空いています(添付写真参照)。
表面から見えている穴も大きいですが、実は奥が洞窟の様に広がっており、大人の男の指4本がすっぽり入る状態です。
ただ、下層の筋膜はしっかり縫われているので腹腔内に水や異物は入りません。
対応ですが、わたし自身が一日2回シャワーで洗浄してガーゼをあてて腹帯をしている生活です。
薬は使用しておりません。人体と言うのは凄いもので医師曰く「肉芽(にくが)が盛って来て、時間はかかりますがちゃんと埋まります」との事です。
ただ、日にち単位・週単位ではなく月単位との事で最低2カ月以上との事でした。
怖いのは感染症ですので、気が抜けない戦いが続いております。
今は運動・重い荷物を持つ事と入浴を禁止されています。流水(シャワー)は清潔を保てるため「可」ですが、溜まっている水・湯は清潔を保てない為「不可」との事です。
早く入浴がしたいのが本音ですが…
後遺症②排便障害について
人工肛門生活(わたしの場合は半年)の間、小腸の一部・大腸・肛門の機能をほとんど使っていない為に、人工肛門閉鎖術を行った方は、程度の違いはありますがほぼ全員なるそうです。その個人差は非常に大きく、軽い方は2週間・重い方は酷過ぎて生活の質が保てなく人工肛門に戻す方が居るそうです。
お恥ずかしい話ですが、現状わたしは「大人のパンツ型おむつ」生活で、ココはわたしの感ですが人工肛門に戻す方程は酷くないものの「ある程度正常化には時間がかかる」見込みです。
※患部の写真は使用しておりませんが、話言葉の方が理解しやすいと言う方はこの動画をご覧ください↓
はい。と言う事でわたしの今の状況でした。
大腸がんは早期発見なら、人工肛門も必要としない事がほとんでです。
わたしもタイミング的には、人工肛門は必要ない予定でしたが縫合不全の合併症に見舞われた為、人工肛門になり・人工肛門を外す時にも血種と言う合併症で予後が非常に悪い状態…どれだけ手術運が無いねん!(苦笑)
ただ、時間はかかるものの「治る」見込みですので、焦らずやって行きますね^^
では、また次回です。byおしょぶ~
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