介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

【介護事件簿】車椅子の妻を海に突き落とした事件の続報…判決が出ました。

2023.07.25

 

こんにちは。おしょぶ~^^/です。

 

介護を10年以上やって来た立場の人間として、もちろん殺人の肯定化は出来ませんが、でも気になる事件でずっと追いかけて来ました。

 

ついに判決が出ました。

 

※合わせて読みたい↓

 

www.xn--u8j9cuc3a1045az8akz4jtu1c6ej.com

 

 www.xn--u8j9cuc3a1045az8akz4jtu1c6ej.com

www.xn--u8j9cuc3a1045az8akz4jtu1c6ej.com

 

 

約40年間にわたり献身的に介護した妻(当時79)を車いすごと海に突き落とした被告(82)に18日、懲役3年の実刑判決が言い渡された。「最後まで生きたい思いがあったはず。何でこうなったのかよく考えてほしい」。裁判長にこう説諭された被告は、法廷で深く頭を下げて涙を流した。

引用元

https://www.asahi.com/articles/ASR7M23LNR7LULOB026.html

 

四代目 市川 猿之助容疑者の事件もそうですが、そもそも「本人の意思が確認出来たのか?」先ずココですね。

もちろん、本人が死にたいと言っても現状の日本の法律ではダメですけどね。

 

ただ、情状酌量を考える場合にポイントになると思うんですよ。

このご主人は…「妻が施設に入いるなら、無理心中しようと思った。自宅で最期を看取りたかった」

 

これが殺人の動機です。

 

でもこれ、ご主人の気持ちなんですよね…亡くなった奥様がどこまで意思の疎通が出来たか?解りませんが裁判長の言う通り「最後まで生きたい思いがあったはず」を否定する材料がありません。

 

判決文の中で…

被告が約40年前に左半身不随になった妻の照子さんを「自分の体が続く限り1人で介護をしなければならない」と決めたと指摘。

とあります。

 

やはり事件が起こってしまった遠因に、「介護を一人で抱え込んでしまった」があると思います。

では、また次回です。by おしょぶ~

スポンサーリンク