2017.10.24
今日のテーマは「国民健康保険で行われている法定外繰入の是非」でお送りします。
これね、あえて知らない人に教えなくてもいいか!なんてね。
腹立つ人はいるだろうし、かといって他の妙案がないんだよね(・ω・)
国民健康保険は比較的低所得者や高齢者の加入が多いため、構造的な赤字が続いています。
2015年度の赤字は全国で2800億円(* >ω<)
でかいですね。
みなさん「法定外繰入」と言うのをご存じでしょうか?
この赤字を保険料で埋めようとすると、加入者負担がとんでもないことになるんです。
そこで約6割の自治体は、一般会計から赤字を補てんしています。
これを聞くだけなら、「うん。そうか、仕方ないな」なんて人もいるかも知れませんが、一般会計ってみんなから広く集めた税金なんです。
税金事は法の下、平等と言う原則があるんですね。これで行くと、国民健康保険加入者のみが利益を得る事になり、好ましくないと言う事で厚生労働省も「計画的に解消するべき」と言う立場でした。
ただ、来年4月から国民健康保険の運営が市区町村から、都道府県に変わるんです。
となると、このまま移管すると大幅な保険料値上げの人が出そうなんです。
そこで仕方なく厚生労働省は「法定外繰入」を当面容認する事としました。10月18日の自治体向けの説明会で示しました。
好ましくないけど仕方なしか…
では、また明日です。
by Oshobu~