2017.07.21
今日のテーマは「国民年金保険料納付率65%5年連続改善の裏にある本当の数字!」でお送りします。
厚生労働省は6月30日に、2016年度の国民年金保険料納付率が65.0%だったとプレスリリースしました。
これは2011年度の58.6%を底に、5年連続の改善となります。また65%に回復したのは、なんと10年ぶりです。
※すべての未納者へ催告状を送付したり、免除制度の周知徹底を行った事が功を奏したようです。
これは数字上本当ですが、ケチをつけるわけではないのですが隠れた数字があるのです。
現在、国民年金加入者は約1575万人ですが、低所得などを理由に納付を全額免除・猶予とされている人は、昨年度から7万人増えて583万人います。
もちろん合法的に払っていない方ですから、未納者のカウントに入りません。
こうした事情をある人を含めて計算しなおし「実質的な納付率」を出すと、なんと昨年度比0.2%減の40.5%です。
※実際は4割の人しかお金を払っていないこの制度、維持できるでしょうか?
では、また明日です。
by Oshobu~