2017.07.22
今日のテーマは「高齢者の潜在的労働力に注目!70歳定年制を提言(ひょうご震災記念21世紀研究機構)」でお送りします。
兵庫県での推計の話ですが、全国にあてはめる事が出来る話です。
現在一番多い定年規定年齢は60歳と思われます。
高齢者の定義は65歳からですが、労働市場をみる場合60歳から高齢者と仮定して書いていきますね。
兵庫県内の60~79歳のうち、就業していないが働く事が可能な「潜在的労働力」は推計で51万6千人になるとの分析結果を「ひょうご震災記念21世紀研究機構」がプレスリリースしました。
これを所得換算するなら、8800億円となり活用出来れば経済全体にも良い影響が期待できます。
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この推計の基なんですが、50歳以上を対象とした追跡調査で「くらしと健康の調査(JSTAR)」と言うのがあるんですが、年齢ごとの健康状態などを調べております。
で、これによると60歳以上で働いていない人の健康状態は、50~59歳で働いている人と変わらない人が多いとの結果が出ています。
【一例】
70歳全体の44%・75歳全体の55%の方は、働ける健康状態だが働いていない状態です。
こうした傾向を2015年の国勢調査の結果にあてはめて、兵庫県の60~79歳人口約142万4千人に対して推計したのが、上記の数字と言う事です。
これを基に「ひょうご震災記念21世紀研究機構」は70歳定年制を提言しています。
筆者は機構の提言理由は理解しましたが、賛成かは微妙ですね^^;
だって「健康な間はずっと働いておけ!」みたいな話でしょ?でも健康だからこそ趣味やスポーツに取り組める老後の価値もあるわけで…^^;ねぇ。
では、また明日です。
by Oshobu~