介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

【緊急事態宣言】石垣市に見る、個人の軽率な行動の影響の大きさ!

2020.04.18

 

読者様におかれては、日々の感染拡大防止生活ご苦労様です。

 

わたしは神戸在住です。ご存知の通り、それなりの大きな自治体でして2019年11月の数字ですが、152万人が暮らしています。

 

この大きな自治体で、理屈では一人一人の行動変容の積み重ねが重要と解っていても、ピン!と来ない人も多いと思います。

 

おれ一人ぐらい居酒屋で飲みまわっても、影響ないやろ!…なんて思っている人も居るかも知れません。

 

でも、これは分母が大きいため見えずらいだけ…

石垣島の例をご紹介します。

 

石垣市は4月16日独自の「緊急事態宣言」を出しました。

4月17日より、全市民に自宅待機を求めました。

 

※詳細を知りたい方↓

https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/material/files/group/9/20416kinkyujitaisengen.pdf

 

4月16日時点で3人の感染者が確認されております。

20代男性2名・60代女性1名です。

 

20代男性のうち1名は、多くの来店が見込める飲食店勤めだったと言う事で、これだけでも心配ですが、もう一人の男性の行動が問題視されています。

 

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この男性は、症状が出たあとも複数の飲食店で会食をしており、濃厚接触者が100名を超える可能性があると言う事です。

 

この20代男性2名は、3月に県外から石垣市を訪れた人と3月に接触していた事が分かっています。また、この県外から来た人が感染者だった事も判明しています。

 

石垣市は人口約4万9000人で、その多くが市長のコメントを借りると「人口の殆どがごくごく限られたエリアに住んでいる」と言う状況です。

 

このごく限られたエリアで、100名以上の濃厚接触者…全てが感染するわけではありませんが、感染者0を期待するのはあまりに楽観過ぎますね。

 

何もしなければ、市全体でのクラスターになる可能性があります。

それを受け、独自の緊急事態宣言に踏み切り、市民全員の自宅待機の要請になったのですが、その背景には医療体制があります。

 

石垣市での…

  • 感染症対応病床は3床しかない
  • 結核用の6床を感染症用に切り替え中
  • 人工心肺装置は10台
  • ECMOは0台

 

重篤化すれば沖縄本島への空輸しかないが、沖縄自体100人以上の感染者が出ており、ECMOは数台しか余裕がない状態。

 

現状、大変な石垣市を一例にあげて心苦しいですが、数字を小さくすれば個人の軽率な行動が如何に影響が大きいか?解って頂けたのではないでしょうか。

 

大きい自治体は、この石垣市の現状を大きくしただけです。既に、兵庫県の病床は満杯に近いと言われています。東京も同じ…

 

どうかみなさん、「わたし一人ぐらい」と考えず、3密を避ける行動をお願いします。

 

では、また次回です。by おしょぶ~

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