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2020.08.20
読者様におかれては、日々の感染拡大防止生活ご苦労様です。
筆者は、だいたい行政がやる事で「おかしいな」と言う事があっても、「まぁ、そう言う考え方もあるか」とか「そんな事もあるよね」みたいなタイプです。
でも、ちょっと今回の事は呆れてしまいました。
今回のテーマは、「重症者数」についてです。
まず前提のお話をしておきたいのですが、今回の新型コロナウイルス感染症関連の数字の発表が毎日行われています。
国が定めている重症者の基準は…
- 人工呼吸器使用
- ECMO(エクモ)使用
- ICUに入っている
この3つです。このどれかに該当すれば「重症者」にカウントします。
で、今の流れは読者様もご存知の通り、感染者数より「重症者」の数に注視しようとなっています。
これは、医療現場の崩壊を防ぐ事が最重要と言う考えで、異を唱える人は少ないでしょう。
Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
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ただここに来て、東京都と大阪府の重症者の数が逆転すると言う現象がおきました。
感染者数は東京の方が多いのに、重症者数は大阪の方が多い…これが事実なら大阪の深刻度が上がりますよね。
で、世間的に騒がれだして初めて表に出て来た事実がありました。
※東京都は重症者の基準を、この「コロナ渦」の途中から変更してICUについてはカウントから外していました。
(;゚Д゚) え!?
国の基準で発表していたのが、大阪を含め37道府県で国の基準と違うのが10都府県と言う事らしいです。東京都以外の自治体については、報道が詳しく流れていないので、この後も東京都について書いて行きますね。
東京都については、途中から変更したのがすごく気になります。
実は4月下旬に東京都の重症者が105人になって、過去最高の時期がありました。この時は東京都はICUをカウントに入れているんです。
ところが、4月末からは東京都はICUをカウントから外す様になっています。
で、なぜ変更したのか?それらしい言い訳をして「重症者隠し」ではない…と、東京都は言っていますが、そう言う問題ではないと思うんです。
なぜ?4月・5月は「緊急事態宣言下」で、今は緊急事態ではないのか…この根拠を政府は感染者は多いが重症者が少ない為としております。
つまり重症者の数を基準にしているワケです。重症者の捉え方に色々意見があるのは理解出来ますが、統計上は基準を揃えないと「判断の根拠を失い」ます。
ですので、東京都の重症者は国の基準で言うと、もっと多いと言う事ですね。
早急に全国で基準を揃えて頂きたいです!
重ねて東京都にキツイ事を言う様ですが、途中で基準を変更するなら「もっと広報を徹底」しないと、騒がれてみんなが初めて気づくなんて…重症者隠しと言われても仕方ないと思います。
では、また次回です。byおしょぶ~
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