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2018.05.15
すこし前になるのですが、兵庫県西宮市の高台を開発して切り開いた住宅地で、住民の高齢化で移動手段に困っている話を書きました。この地域は知恵のしぼりが活発で、この問題を「産官学民」で協力して、コミュニティー交通と言う作戦で乗り越えようとしています。
今回もこの地域の取り組みの一つをご紹介します。
今日のテーマは「先ずは高齢者の居場所をつくるところから…(気に長い話しですが^^;)」でお送りします。
いま政府が取り組んでいる「地域包括ケアシステム」…住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される…これね出来ている自治体は一つもありません。
邪魔をしているのは縦割り組織です。(日本て、縦割り組織の弊害をおれが子供の頃から気が付いて議論してるけど変わらない。おれも含めて日本人って…苦笑)
さて、ず~と待っているわけには行かないので、動くところは動いています。
現場に横のつながりを増やす、見守り・支え合い・つどいの場・交流・居場所、切り口は何でもいいのです。各都道府県の現場でも、多くのアイデアは出ていますが、問題は行動しない事(おれも耳が痛い)。
いくら高尚なアイデアでも、行動に移さないのなら、簡単な事でも行動に移した方が上です。まず高齢者の居場所をつくるところからやっています。
特に男性高齢者は、リタイヤ後「引きこもり」になりがちで、それが原因で認知症への道に進む場合もあります。
兵庫県西宮市の北六甲地区では「ちょい飲みオヤジ会」と言うのをやっています。
「まず、ちょい飲みで気ごころを合わせてから…」と言う事ですね^^
特徴的なのは、タダの地域の有志の飲み会ではありません。立ち位置は「ボランティア交流会」です。
地域ですでに30回以上会合を重ねてきており、すでにメンバーは40人に膨らんでいます。長期的に広い視野がモットーで、地域のインフラと呼べるところまで来ました。横のつながりが強化され、住民の減少で役員が足りなくなっている、子供会の手伝いなどをオヤジ会の有志でし始めたところですが、手をこまねいているより何かやらないとね。
地域も助かるし、高齢者もやりがいや居場所が出来て、ボケにくくなると思います。
では、また明日です。by Oshobu~
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