介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

高齢者の生活移動手段問題!コミュニティー交通について。

2018.05.02

 

今日のテーマは「高齢者の生活移動手段問題!コミュニティー交通について」でお送りします。

高齢になり、車の運転に不安を覚えるなら、免許証は自主返納して頂いた方が安心です。でもその後「生活移動手段問題」がまっています。

 

この問題、ちょっとわたしの認識不足もあり、田舎が中心の問題と捉えていましたが、そこそこの規模の街でも起こっているようです。

 

今回、兵庫県西宮市の例を上げさせて頂きます。「生瀬」と言う地域の話しです。

この地域は西宮の北東部に位置し、古くからの集落を囲むように新しく山を切り開いて、大きな住宅地が作られているのです。

 

急こう配で、狭い道が多く駅やバス停は近くにありません。移動手段は、もっぱマイカーでした。ここに少子高齢化(人口減少)の波が押し寄せました。

 

ここで今取り組まれているのが、西宮市唯一のコミュニティー交通「ぐるっと生瀬」の運営です。始まりは危機感を持った住民による、ボランティア活動(輸送)でした。

それをきっかけに、近くの9つの自治体と老人クラブ社会福祉協議会・西宮市・阪急タクシー・大学…産官学民の大きな取り組みとなりました。

 

平成27年10月から、この体制がつくられました。コニュニティー交通とは「乗り合い交通」の事です。現在の運用は平日一日5便で、4ルートを回っています。

 

うん。一日5便あると便利とまで言えなくても、スケジュールを上手く組めば、お年寄りでも買い物や通院をこなすことが出来ますね^^

現在の利用者は一日100人前後とけっこうな規模です。

 

その乗り合いの中で、いつも会っいるうちに気が合う人もいるでしょうし、外に出る事自体、認知症予防の効果があると言われているので、ぜひ発展させて頂きたいですね。

 

知恵を絞って、これから来る超高齢化社会を乗り切って行きましょう!

では、また明日です。by Oshobu~

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