介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

食事を与えず76歳の夫を殺害・認知症の母親を暴行し、殺害。

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2017.05.08

 

今日のテーマは「食事を与えず76歳の夫を殺害・認知症の母親を暴行し、殺害」でお送りします。

 

◆介護疲れによる犯行

大阪府高槻市で73歳の妻が、去年からほぼ寝たきりで認知症の夫に食事を与えず、死亡させました。5月6日妻の自首によって事件は発覚しています。

 

供述で妻は、「介護に疲れていた。死んでも良いと思って食事を与えなかった」と言っています。二人暮らしとの報道ですので、典型的な老老介護が招いた事件ですが、4月頃から食事を与えていないようなので、ヘルパーさんが入るような体制が出来ていれば防げましたね。残念です。

◆母がつえでたたいてきた

5月6日、京都府左京区認知症の母(90)に暴行を加えて、死亡させたとして63歳の息子が逮捕されました。

 

5月3日に供述によると「つえでたたいてきたので、やめさせようとした」と言っています。母親を押し倒し、馬乗りになり頬や尻を叩き骨盤を折るなどのけがをさせたようです。翌4日「母が冷たくなっている」と119番し、発覚しています。

 

相手は90歳の女性ですよね、ちょっとした暴力でも大きなダメージを受けると、息子が普通の精神状態ならわかるはずです。

 

※犯人をかばうつもりはありませんが、介護に追い込まれると普段なら出来る、通常の判断が出来なくなります。早め早めに、公共窓口に相談に行って下さい。まだ、自分一人で出来ると言うラインで相談する事は大切です。そのラインを超えた時、超えた事にも気がつかないし、相談することも思いつきません。

 

では、また明日です。

by Oshobu~