介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

認認介護が増えている事に危機感を感じています。

2017.09.05

 

今日のテーマは「認認介護が増えている事に危機感を感じています」でお送りします。

みなさん、「認認介護」と言う言葉はご存じでしょうか?

最近、特に使われる事が多くなって来ました。

 

ちょっと復習もかねて、書かせて頂きます。

●W介護

わたしの状態ですね。両親共が介護が必要な状態になる事です。

●Wケア

これは、介護の時期と子育ての時期が重なってしまう状態です。

老老介護

介護される側・介護する側が共に65歳を超えた高齢者である事を指します。

ですから、兄弟なんかでも成立しますね。

●認認介護

認知症の要介護者を、認知症の人が介護している状態で、大変厳しい事ですね。

 

核家族化が進んでいますね。そうすると、老老介護が増えますね。

で、そこから時間が経過すると…おわかりですね。

そう、「認認介護」に進んで行くんです。

 

 

お互いが認知症なわけですから、記憶力・認知力・判断力に問題があり「食事を食べたか?」「食事を食べさせたか」・「排泄をしたか?」「排泄介助をしたか?」など分からなくなり、一定した質の介護が出来なくなります。低栄養などに陥る可能性が高くなります。

 

父とわたしの暮らしでも、火の始末すごく怖いのに認知症同士の暮らしならなお更です。本人たちもそうですが、家事は他人を巻き込みます。

 

金銭管理が出来ませんから、お金はあるのに家賃の不払いがおき、「出ていけ」なんて事になったり、悪徳業者に知られれば訪問販売で何回も同じものを売りつけられたりもします。また厄介なのが、本人たちが犯罪被害に遭っている自覚がない事です。

 

またお互いに意思疎通が上手く行かず、相手を傷つける事件・事故が起きています。

最悪、殺人事件まで発展してしまいます。

 

※認認介護は大変危険な状態です。もし読者様のご家族で事情により、現在そのような状態なら何とか手を尽くして解消してください。

では、また明日です。

by Oshobu~