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2016年5月24日
昨日は全国的によく晴れて、気温が上昇し早くも熱中症で救急搬送される学生のニュースが流れています。
いずれ、このブログでも熱中症を取り上げるつもりでしたが、前倒ししてお伝えします。
【熱中症】
硬く表現すると、暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称と言えるのですが、要は暑い中で油断していると、脱水症状により体温が上昇して血流が低下して体に不具合が起こります。多臓器不全と言う言葉を聞いたことがあると思います。あれです。
めまい・失神・頭痛・吐き気・異常発汗・無発汗で死亡する場合もあり、侮れません。
特に高度の熱中症は致死率30%と言われており、後遺症も含めそこらの病気より怖いです。
【熱中症のしくみ】
熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。
「からだ」の要因は、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できないことなどがあります。
その結果、熱中症を引き起こす可能性があります。
本来人間の身体は、体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われています。
ところが、環境省のサイトに書いてあるように、環境・からだ・行動要因が悪い方向で重なった場合、体のバランスが破綻して、体温調整機能が働かなくなり熱が体にこもります。これが熱中症です。
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熱中症になる要素
【環境】
- 気温が高い
- 室温が高い
- 日差しが強い
- エアコンがない
- 急に暑くなった
【からだ】
- 高齢者・乳幼児・肥満
- 低栄養
- 持病
- 二日酔い・寝不足(体調不良)
- 脱水症状
【行動】
- 激しい運動・慣れない運動
- 長時間野外活動
- 水分補給不足
つまり、暑い状態に「からだ」「行動」の上記項目が重なれば、熱中症になる可能性が上がると言う事ですね。
被介護者には、高齢者が多いでしょうから暑くなれば、もう注意信号ですよ!と言いたい訳です。
【熱中症予防】
- 水分・塩分の補充←特に塩分忘れがち
- 軽装
- 日傘・帽子を使用
- 日陰など涼しいところを上手く利用
※お年よりは、水分不足に自分で気がつかないことがあります。介護者が十分注意してあげてください。
のどが渇くとか関係なしで、時間で区切って水分を補給するのも手でしょう。
【熱中症の応急手当】
※今回の記事は、すぐに役立つように作りました。これから秋に入るまでブックマークなどで、すぐ情報を見られるようにしておいて下さい。
それでは今日はこんな処で。
byおしょぶ~