介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

認知症予防に数値目標!70代発症10年で1割減へ(政府新大綱案)

2019.05.17

 

このブログの立ち位置から見て、大きなニュースが流れています。

今回のテーマは「認知症予防に数値目標!70代発症10年で1割げんへ(政府新大綱案)」でお送りします。

 

報道によりますと、政府は5月16日に有識者会議で「予防」を重要な柱とした、新たな大綱の素案を示しました。

 

認知症の人数を抑制する初の数値目標を導入し「70代の認知症の発症を10年間で1歳遅らせる」と明記しました。

実現すると、70代の認知症の人の割合が約1割減少するそうです。

 

今回の大綱の計画期間は2025年までですので、まず6年間で6%低下させることを目指すことになります。

政府は6月の関係閣僚会議でこの大綱を決定する予定です。

 

※今回の認知症対策「大綱素案」のポイントまとめ

  • 70代の発症を10年間で1歳遅らせる
  • 70代の認知症の人の割合を1割減らす
  • 発症や発症後の進行を遅らせる予防の取り組みを推進
  • 認知症になってからも自分らしく暮らせる社会の実現
  • 当事者の視点にたったバリアフリーをすすめる

政府の推計では、2025年には認知症の高齢者は700万人に達するとされています。700万人のボリュームって一大勢力とも言えますね。

「予防」が大事なのはもちろんとして、「認知症になってしまっても暮らしやすい社会」の整備も大事ですね。

 

いまの認知症政策の弱点は「予防方法に確たる科学的根拠」がない事です。いろいろ言われていますが、実際はこれだ!と言う方法は無い…のが現実です。

認知症予防研究が進むことが求められていますね。

 

では、また次回です。by おしょぶ~

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