介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

飲酒と認知症についての新たな研究論文とアルコール性認知症について

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2018.02.23

 

 

う~ん(;^_^A筆者にとっては、とても耳の痛い話しで出来れば扱いたくない話題ですが、このブログの立ち位置として、触れないのは読者に対する背任行為…ちょい大げさですが^^;

 

今日のテーマは「飲酒と認知症についての新たな研究論文とアルコール性認知症について」でお送りします。

 

実はわたし、もうひとつブログを書いておりまして…(ふふ、宣伝)

osyobu-osyobu-3889.hatenadiary.jp

雑記で、ほんと何でも書いているのですが、多いのが食レポでして必ずと言って良いほど、相棒にお酒が活躍しております(苦笑)

 

こちらの介護・福祉・健康などにテーマを絞っていないのと、ちょっと砕けた感じで文章を書いておりますが…お時間があればぜひお読みくださいm(__)m。

 

さて、そんなわたしが大好きなお酒…やはり認知症の危険因子のようです。

AFP=時事からです。

慢性的な大量飲酒は、あらゆる種類の認知症、特に早期発症型の認知症の主要な危険因子であることが、公衆衛生に関する専門誌「ランセット・パブリック・ヘルス(Lancet Public Health)」に21日に発表された研究論文で明らかになった。

この内容なんですが、フランスの早期発症型認知症の5万7000件以上の症例調査で、半分を優に超える数がアルコール関連・アルコール乱用の診断が追加されたことが判明し、全体としてアルコール摂取障害は、あらゆる種類の認知症でリスクが3倍高くなることに関連付けられた!としています。

いや~わたしは中々のショックです。今までは、飲酒は認知症予防に良い効果があると言う事も言われていたので…まぁ飲む量にもよりますが^^;

 

まだ救いがあるのが、認知症の危険因子は「大量飲酒」と言う点です。

では、大量飲酒ってどれぐらいなの?と言う話ですが、世界保健機関(WHO)は「慢性過剰飲酒」を、男性で基準量の6杯かそれ以上である1日当たり純アルコール60グラム以上(アルコールドリンク約6杯以上に相当)・女性で40グラム以上と定義づけしています。

個人的には今日から普段の飲酒を、WHOの定義の半分である3杯に落とします!

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さて、ついでに「アルコール性認知症」にも触れておきましょう。

今まで「アルコール性認知症」と呼ばれている認知症があります。アルコールを多量に飲み続けた事により、脳梗塞などの脳血管障害や、ビタミンB1欠乏による栄養障害などを起こし、その結果起こるとされている認知症です。また多量飲酒により、脳は委縮するのではないかとも考えられています。 

 

上の話と何が違うの?と感じた方もおられると思います。今書いている事は、当然21日の論文が出る前の考え方ですが、今まではアルコール性認知症と他の認知症は分けて考え、他の認知症と合併する場合もあるとの立ち位置です。ただ論文を受けて考えると、大量飲酒により、今までアルコール性認知症と呼ばれていた認知症に先に罹患するか、アルツハイマー認知症などの他の認知症とされていたものになるかの違いだけと言うことでしょうか?

 

もちろん一つの論文だけで、病気への考え方がすぐ変わるわけではありません。今後の研究の積み重ねを待たないといけないわけですが…アルコール性認知症は断酒により、ある程度改善されるとしていました。しかし、大量飲酒がすべての認知症の危険因子とすれば、断酒では治らないですね。何故なら、アルツハイマー認知症などの他の認知症は今のところ「不治の病」だからです。

 

研究論文の主著者Michael Schwarzingerさんは、こう言っています。「認知症の原因としてのアルコール摂取障害が負う割合は、これまで考えられていたよりずっと大きい」と…

 

では、また明日です。by Oshobu~

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