介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

コロナ禍に家を失う若年層増加の現実〈AERA〉が話題ですが、公営住宅を単身者に開放すれば多少はマシになりそう…

ホームレスのイメージlannyboy89によるPixabayからの画像 
2020.11.11

 

読者様におかれては、日々の感染拡大防止生活ご苦労様です。

今回の話題は「ホームレス」です。

 

平時でのホームレス問題は、当ブログの話題かどうか?悩むところですが、いま「若年層のホームレス」が増加しており、その原因がコロナウイルス感染症と言う事で、取り上げさせて頂きました。

 

※参考記事↓

 

news.yahoo.co.jp

 

新型コロナが原因で、家をなくし、ホームレスになる若者が増えている。AERA 2020年11月16日号はその実情を追った。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/c769deff192aeb62ba6d5bae5d97c71e982d6ba8

 

  • 43歳の男性の場合

長野県内の工場で派遣社員として働いていたが、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化…社員と派遣社員の半数ずつが「人員整理」され、この男性9月中旬、「雇い止め」となり無職に。

 

仕事を求め東京に出た。ネットカフェで暮らしながら仕事を探したが、年齢が壁となり、10月半ばにはお金が底をつきホームレスに…所持金は100円を切った。

 

  • 32歳男性の場合

東京郊外の電気メーカーの工場で派遣社員として働いていたが、8月に体調が悪化…コロナの疑いをかけられ、自己都合退職扱いに追い込まれる。寮も出ていかなければイケないのでホームレスに…

 

新宿に来たのはホームレスが多いとネットで見たから。飲食店が集まる歌舞伎町の路上に寝て、体が汚くなったら近くのサウナに行っていたがお金がなくなった。

 

※現在このお二人は、こう言う方々を支援するNPO法人がサポートしています。

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これを読んで、突っ込みたくなる人・気の毒に思う人・無関心な人…色々でしょう。いろいろで正解です(笑)。

 

このニュースに、すごい数のコメントが付いていて、厳しいと言うか辛辣のが多いね。

その人達の言いたい事も、基本論として解る!

 

「自助」➡「共助」➡「公助」だからね。

 

ただ、筆者は行き過ぎた自己責任論は、逆に社会のコストを上げるし、幸せな人の比率が下がるのでは…なんてエビデンスは無いですが思っています。

 

上の二人…まず、住所が無いのが厳しいんですよ!

 

43歳の人は年齢が壁となり…と書いてますが、ネカフェで暮らして求職活動している人自体を採用する企業は少ない。下の人もそうだけど…

 

求職活動するにも・生活保護を受けるにも住所が必要です。

 

ちょっと、話は逸れる感じですが…だ・か・ら、所持金が少ない人で実家が無い人は「会社の寮住まいは危険」です。

 

例え、一時的にでも住めて住所が移せる先、実家とか兄弟・親戚の家があれば「会社の寮」も良いですが、もしもの時に行く先が無いなら止めておいた方が良いです。

 

住所が無いと本当に何も出来ない…福祉さへ受けれないんですよ!

 

もしもの時のお金がたんまりあるなら良いですけどね^^

 

僕がこの方々に苦言を言うなら、もしもピンチに陥った時に、食っていけるお金が数週間分…と言うのは、さすがに危機管理が無さ過ぎる…

 

誰しも…この「寮生活人生」を、最初に始める時にはどこかに住んでいたハズなので、その時に「もし、寮を追い出されたら?」と考えないとね(タラればですが…)。

 

なので、もし読者様でこれから会社の寮暮らしを考えている方は、その事を想定して考えて下さいね。

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さて、話を戻しましょう。

 

「自助」の話ですが、基本はそれで良いと思いますが、そこはケースバイケースで「それでも、困っている人の言う事に耳を傾ける行政」であって欲しいです。

 

福祉を受ける資格が無いから門前払いではなく、立ち直ってもらった方が、またちゃんと働いて税金も払ってもらえるんですから…

 

家の話なんですが、他の自治体までは知らないですが、例えば神戸市の市営住宅「空きだらけ」なんです。神戸でどれだけの方がコロナでホームレスか知りませんが…

 

今は、何か特別な理由が無い限り「若い単身者」は公営住宅に申し込み資格がありません。コロナで家を失った人は、生活が安定して自分で家を手配出来るまで、入れてあげるとかはどうでしょうか?

 

東京の、公営住宅事情は知りませんが出来る自治体は、全国にたくさんあると思います。

 

では、また次回です。by おしょぶ~

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