介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

ちゃんと厚生年金対象者のハズなのに国民年金だけになる人が156万人!(2017年厚労省推計)

2019.10.24

 

今回のテーマは「ちゃんと厚生年金対象者のハズなのに国民年金だけになる人が156万人!(2017年厚労省推計)」でお送りします。

 

これどう言う事かと言うと、推計ですが全国で40万事業者が厚生年金逃れをしているらしいんです。

 

厚生年金への加入は、全法人と従業員5人以上の個人の事業者(一部業種除く)となっていますが、ご存知の通り保険料は事業者と従業員が折半で払うので、その負担が嫌で、意図的に加入手続くをしない…こう言う事です。

 

ひょっとしたらですが、こうする事によってその時は従業員も手取りが多いわけで、上手く言いくるめられているのかも知れません。

ただ、老後を迎えた時には国民年金だけになってしまいます。

 

神戸新聞(2019.10.23)の紙面

神戸新聞(2019.10.23)の紙面

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こうした事で、本来なら厚生年金の人が国民年金だけになってしまう人が、厚生労働省は推計で156万人いるとしています。

 

そこで厚生労働省は、厚生年金逃れの検査強化へ乗り出します。

現行、立ち入り検査は加入手続きをした事業者が対象ですが、法改正を行って「加入逃れが疑われる場合」も立ち入り検査が行えるようにしたい考えです…って

 

(;゚Д゚)今まで出来ないのがおかしいやろ!

まぁ、わたしはこう思うのですが、読者様はいかがでしょうか?

 

恐らく小さな事業所がほとんどで、従業員も社会制度などについてリテラシーが低い方が多い可能性があります。

 

今の手取りが減るなら、厚生年金は無い方がいいから、うちの社長は良い人だ…なんて本気で思っていたりして…^^;

 

法を守る原則と、将来にも目を向ける…ここは小規模事業でも、労使ともしっかりやって行きましょう。

 

では、また次回です。by おしょぶ~

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