2017.11.23
今日のテーマは「介護業界で初めて、パートで働く人の希望者全員を正社員にする会社!」でお送りします。
その会社はナショナルパナソニックグループです。うん、さすがは松下幸之助さんが土台を作った会社ですね。土台と言ってもすごく大きな土台ですけどね(笑)グループ全体として財務的にも余裕があるからこそ、できる事かもしれませんが、いまやっておくと、将来もっと余裕が生まれるんですよね。
パナソニックの子会社で介護事業を手掛ける「パナソニックエイジフリー」と言う会社があります。今回この会社は1年以上現場で働くパート従業員の希望者全員を来年4月から正社員にすることをプレスリリースしました。
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勤務時間を自由に選ぶことができ、時間あたりの賃金はフルタイムで働く正社員と同じ水準になります。また、新たに退職金の対象となり、福利厚生も利用できるということです。
これ希望者全員って言うのが良いですね^^厳しい介護業界で1年ちゃんと被介護者と向き合って働けたなら、正社員の資格はあるでしょう。また都合上希望しない方もいるわけで…無理に誘うものでもないでしょう。希望する方にとって、福利厚生が充実して、退職金の対象になるのは大きいですね。
これね、ただ企業がお人好しでやっているわけではありません。戦略なんですね。厚生労働省の推計では、2025年度に介護職員が約38万人不足すると言われており、25年ってすぐですよ!
この時に気が付いても遅いのです。パナソニックでは優秀な人材を確保するとともに、パート従業員の離職で人材育成の費用がかさむのを防ぐ狙いがあるとの事で、その時にかける経費を考えたら、今手を打った方が安いと言う事ですね^^
では、また明日です。
by Oshobu~