2019.07.19
今回のテーマは「熊本の老人ホームで虐待!?…これは双方の言い分をよく聞いた方がよさそう」でお送りします。
詳しくは上記の記事を読んで頂くとして、筆者的に気になる点を書かせて頂きます。
この事件の発覚のきっかけは、2月の通報です。内部者の通報かどうか?は文面から読み取れませんが、おそらくそうでしょう。
熊本県菊池市が直後に抜き打ちで実施した立ち入り調査では、40度近い高熱の入居者が医療措置を受けないまま寝かせられており、急きょ救急車で搬送されたという事実もあり、かなり心象は悪いですね。
ただ、この件について施設長は「高熱の入居者については主治医と連絡を取り、経過を観察していた」と言っていまして、この当事者の年齢が分からないので、何とも言えませんが60代後半ぐらいの方なら、あり得る話です。
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また、菊池市による他の指摘事項やマスコミ取材で発覚した内容も…
- 医師の指示がないのに解熱鎮痛剤を投与
- 処方薬を別の人に投与
- 鼻から栄養を注入するチューブの使い回
- 入居者が提出する書類の署名や押印が、本人によるものか疑わしいケース
- 職員が声を荒らげるのは聞いたことがあるが、『優しくして』と指導している(施設長)
全部ダメですよ!ダメなんだけど…人手不足の介護現場では起こりやすい事ばかりです。自分も介護する立場からすると、キレイ事ばかりでは介護が出来ない部分はあります。声を荒げてしまうなんて…無くすのが難しい^^;
でも、基本を怠るといずれ大きな事故・事件につながるのは、過去の例で明らかです。ここは施設も、大事を起こす前の段階で指導が入って良かった…ぐらいの捉え方をしてもらって、改善して欲しいですね。
医師の指示がないのに「解熱鎮静剤」を投与や処方薬を別の人に投与は、ダメだけど「そこに今いる病気の高齢者を楽にする為にした可能性がある」…内部通報も色んな種類・思惑があるから、行政も双方の言い分を十分理解して指導して欲しい。
全てのルールを完全に守って介護をするのは難しいけど、なぜその施設を作ったか?当初の思いを思い返し、施設上層部も教育に力を入れて頂きたい。
では、また次回です。by おしょぶ~
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