2019.06.12
今回のテーマは「在職老齢年金は将来的に廃止を視野に入れつつ見直しへ!」でお送りします。
報道によりますと、政府は6月11日に「経済財政諮問会議」に「骨太方針」の案を示しました。
その中で、働いて一定収入がある人の年金を減額する「在職老齢年金制度」は「将来的廃止も展望しつつ見直す」と明記しました。
現状は…
- 60~64歳は賃金・年金の合計が月28万円
- 65歳~は賃金・年金の合計が月47万円
この額を上回ると、年金が減額されるんですね。対象は厚生年金です。
これ前から筆者は「変な制度」だな~と思っていました。この対象年齢になっても、バリバリ稼げる=現役時代も稼いでいた例が多いと思います。
つまり現役世代も、高い税金・社会保障制度の金額を払い、引退世代に入っても収入があるので税金を払っているのに、年金が減額されるんですよ!?
まぁ発想としては、「稼いでいて暮らしに困らないから、年金を減らしてもいいだろう」と言うものでしょうね。
ただ厚生年金は、掛け金をかけ続けて額が多ければ年金も多いと言う一面もあり、「今はけっこう控除されているけど、年金は多くなる」なんて思っていた…
ところが、今も働いて税金も周りの同じ年より多く収めているのに、「え!年金減らされるの?」
まぁこれなら、働かなくてもいいか…となってしまうので、長く働いて欲しい政府は手をつけざるを得なくなった…と言うところが正直なとこでしょう。
ただ、すぐ手を付けないのは、もう制度として定着しているので、これを止めると1兆円の財源が吹っ飛ぶんです。さて、どうしますかね…
では、また次回です。by おしょぶ~
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