介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

【在職老齢年金制度】過度に高所得者優遇だ!と騒ぐと生産性維持の邪魔になる。

2019.11.15

 

とにかく世の中、「金持ち優遇だ!」「高所得者優遇だ!」と言う人が多いんです。

わたしは貧乏なので、それを言う側じゃないとイケないのかも知れませんが(笑)、そんな考えは持っていません。

 

今回のテーマは「【在職老齢年金制度】過度に高所得者優遇だ!と騒ぐと生産性維持の邪魔になる」でお送りします。

 

在職老齢年金制度と言うのは、年金を貰う年齢になっても年金+賃金収入を持っている方に対して、○○万円以上稼いでいたら、年金を減らさせて頂きます!…と言う制度です。

 

これは、貴方稼いでいるので生活に困る事もないでしょうから、年金要らないでしょ?と言う考え方ですね。(同じように保険料を納めて来たのに?)

 

 

ご存知の通り、生産人口が減っています。

とにかく出生率が上がらないので、「画期的な施策によって回復する」か「移民を受け入れる」かまで、生産能力を維持しないとイケません。

 

もちろん、受け入れて縮小の中での充実を探ると言う選択もあるでしょうが…

今回はその考え方には触れずに話を進めます。

 

さてそうすると、一番簡単な方法として元気な高齢者には働いてもらうと言う事がありますね。現在の基本の考え方は、生産年齢の一番上は65歳ですがこれを75歳にすると、労働人口がその分増えます。

 

働く高齢者のイメージ

きのこさんによるイラストACからのイラスト

スポンサーリンク

 

 

ごめんなさい。前振りが長くなりました。

現在、この在職老齢年金制度は賃金の月収が47万円超えると、年金が減額されます。

 

報道によりますと、厚生労働省は在職老齢年金制度に関し、65歳以上が対象となる月収を「51万円超」に見直す案を11月13日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会に示し、概ね了承されました。

 

月収51万円までなら年金が全額支給される事になります。

でも実は、厚生労働省の最初の考えは「62万円超」でしたが、高所得者優遇との批判が出ることを懸念し、与党が厚生労働省に修正を求めたんです。

 

与党は選挙の事を最優先に考えます。いろいろ研究もして来ているでしょう。

だと、高所得者優遇だ!と文句をつける方が一定数いるのでしょうね。

 

もちろん、意見はいろいろで良いわけですが…わたしは、生産性には個人差が付きものなので、稼げる人にはいっぱい稼いでもらって、人より税金を多く払ってもらい(率ではなく額)・多く消費してもらった方が、社会と言う観点では稼げない人にも利があると思うのですが…

 

では、また次回です。by おしょぶ~

スポンサーリンク