2017.10.22
今日のテーマは「年金の繰り上げ受給は、損か得か…減額が生涯続くと言う事をよく考えて!」でお送りします。
現在、国民年金の基礎年金支給は基本、65歳からです。厚生年金(報酬比例部分)も65歳支給へ、現在引き上げ途中です。いずれ65歳になります。
◆年金の繰り上げ受給
さて、生きていれば色々ありますよね。経済的にずーと困らない人(羨ましい^^)がいると思えば、ずっと困っている人(ドキっ)もいます。
実は年金は申請すれば、65歳を待たずに60歳以降のいつからでも繰り上げ支給してもらえます。(一か月単位)
●繰り上げ受給は減額されます
ただし、減額されるんですね。1か月早める毎に0.5%です。
これ結構大きいですよ!仮に生活が苦しく、60歳から受給したなら5年ですから60か月前倒しですね。
0.5%×60か月=30%
実に30%の減額です( ゚Д゚)大きくないですか?
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●減額は生涯続く
あと必ず考えてほしいのが、その減額が死ぬまで続くと言う事です。
※考え方の一つに、いつ死ぬか分からないから減額でも良いから早くから貰うと言うのがあります。それが正解か不正解かは神様しかわかりません^^;
目安的に書いておくと、計算上繰り上げた年齢より16年8か月以上長生きすると、繰り上げがトータル金額で損になります。
仮に60歳から繰り上げ受給した場合、76歳8か月以上生きると65歳から年金をもらう額より損になってきます。
現在の60歳の方の平均余命は、男性23年・女性28年です。
これをベースに考えると、繰り上げ受給は損となりますね。ただし、平均はあくまで平均ですからね…
●他にもデメリットあり
①繰り上げ支給は始めると取り消せない
②繰り上げ後、障害を負っても障害基礎年金は受け取れない
③女性は国民年金に加入する夫が亡くなっても、寡婦年金が受け取れない
確かに早死にを考えれば、繰り上げ受給が得ですがデメリットも大きいので、よく考えて下さいね。
では、また明日です。
by Oshobu~