2017.11.28
今日のテーマは「認知症薬、iPS細胞を活用して京大が候補を発見!」でお送りします。わたしなどは、「京大」と聞くだけで、「あ~間違いなくやってくれるな」などと思ってしまいます(笑)まぁ、それほど簡単ではないでしょうが…
脳内に蓄積して、アルツハイマー病の原因物質の一つとされていますタンパク質「アミロイドベータ」を減らす3種類の化合物の組み合わせを、見つけたと京都大学、井上治久教授らのチームが、11月21日付けの米科学誌電子版に発表しました。
※3種類の化合物
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研究では遺伝との関係がある、家族性アルツハイマー病患者の皮膚や血液の細胞から作ったiPS細胞を、脳の神経に変化させた。この神経細胞はアミロイドベータが多いと言う特徴を持っており、アミロイドベータの生産量を減らせるか、約1250種類の既存役を試したところ、今回の3種の組み合わせを投与した場合が一番減ったとの事。
しかし…^^;気の遠くなるような作業ですよね。1250種のからの混合パターンは、いったい何種類あるのでしょう。パターン自体はコンピュータが組むとしても、実際投与して結果をみないといけないですからね。いやいや、ご苦労様です^^
この実験では、アミロイドベータが30~40%減少したので、新たな薬の候補になることがわかりました。まだまだやる事は多いんですけど、これね全て既存の薬でしょ?これが大きいんですよ!安全性などのデータがすでにあるので、開発が早く進みますからね^^
では、また明日です。
by Oshobu~
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