2017.11.27
この高齢ドライバーの問題は、このブログでもずっと追いかけているテーマの一つです。解決が難しいので、これからも追いかけていく事になるでしょうが、このままではいけないと、多くの方が思っている問題だと思います。
今日のテーマは「高齢ドライバーの事故率に、ハッキリ危機が表れている。対策を急げ!」でお送りします。
まず記事タイトルについて説明させて頂きましょう。2017年「交通安全白書」によると、75歳以上の高齢運転者による死亡事故は2016年で459件で、死亡事故全体の13.5%を占めています。
筆者が特に危惧する数字は、免許人口10万人当たりの事故件数は8.9件で、これは75歳未満の運転者層の2倍以上です。多くの元気に運転しておられる、先輩方には恐縮ですが、75歳以上の運転は他の年代層より危険な事はハッキリしているのです。
また認知機能検査を強化した改正道路交通法が3月に施行されましたが、9月末までの半年で「認知症の恐れ」と判断された人が3万人を超えています。
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一方、免許の自主返納も今年の1~9月で18万4千件と過去最高を記録し、高齢者と周りの家族の意識変化も感じています。
問題は「生活の足」が車しかない、或いはそれに近いところに住んでいる高齢者ですね。買い物難民と通院の問題を解決してあげないと、安易に「歳をとったのだから免許を返納してくれ」とは言いにくいですよね。
●今いくつかのアイデアが出ています^^
- タクシーの割引券を出す
- ボランティアが自家用車で、買い物・通院を支援する
- 買い物と通院の範囲だけの免許を発行する
- 自動ブレーキなどを搭載した、「安全運転サポート車」専用の免許を発行する
- 移動販売車・移動往診車が高齢者宅に行く
1についてはやっている自治体がありますが、あとはアイデアです。まぁ、メリットだけでなく問題点もあるので、いまのところ叩き台です。なんとか、みんなで知恵を絞っていきましょう。
では、また明日です。
by Oshobu~