2017.09.20
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今日のテーマ は「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)が衰弱を引き起こす…「寝たきり予防講座」に行ってきました③」でお送りします。
ご縁があって、行ってきました「寝たきりにならないために心がけること」講座のまとめの続きです^^
◆寝たきりの原因(65歳以上)の復習
1、脳血管疾患 30%
2、高齢による衰弱 15%
3、骨折・転倒 12%
4、認知症 12%
5、リウマチ関節炎 7%
6、心臓病 6%
7、その他 18%
※前回はこの中で「脳卒中」の話を書きました。今回は高齢による衰弱の話を書かせて頂きます。
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◆衰弱の原因、誤嚥性肺炎
今回の講師は、市立芦屋病院の理学療法士、田村宏先生です。
先生曰く、寝たきりの原因2位の「高齢による衰弱」を一番引き起こすのは、誤嚥性肺炎だそうです。
●誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは?
細菌が、唾液や胃液と共に肺に流れ込んで、生じる肺炎を誤嚥性肺炎と言います。
間違って飲み込んでしまうもので、一番多いのが「唾液」です。
●飲み込む力が大切
食事をするには、嚙む力・飲み込む力(摂食・嚥下{えんげ}機能)が、大変大切です。高齢者の低栄養を招く要因のなかで、大きいのがこの機能の低下です。
◆反復唾液嚥下テスト
ご自身が介護しているご家族で、気になる方がいたら「反復唾液嚥下テスト」をしてみましょう。
①被験者を座位にする
※口腔内の乾燥に注意してください。始める前に水を飲んで頂きましょう。
②験者は被験者の喉頭に指をあて、30秒間で出来るだけ嚥下運動を繰り返してもらいます。
③喉頭拳上の回数を数える
※教えて頂いた表現で書きましたが、なんか難しいでしょ^^;つまりは、テストをする人に、唾を30秒間で何回飲めるか試してもらえばOKです(笑)合格ラインは3回です。筆者もやってみましたが、8回でした。
◆誤嚥性肺炎肺炎のポイント
●食事の姿勢に気をつける
①椅子の高さは、踵が床につく高さのものを選ぶ
②その椅子に対して、高すぎないテーブル
③椅子には深くかけ、前屈みになれるようにクッションを入れるのも方法
※要は気持ち前屈みな姿勢で食事をしてください。食べるスピードにも気を使ってください。食べながら息を吸えるのは赤ちゃんだけですので、ゆっくり過ぎると息を吸うタイミングで食べ物が肺に入ってしまいます。
●嚥下体操
①舌の体操をしてください。
舌を上下に出したり・引っ込めたり、舌を左右に触れるぐらい動かしたりを、いずれもゆっくり3回ぐらい繰り返してください。
②首の体操
首をゆっくり、左右に曲げたり・回したりして下さい。
その後、唾液を「ごくん」と飲み込んでください。
※後ろへは、回し過ぎない事
あと、深呼吸とか腹式呼吸なんかも有効との事でしたよ^^
では、また明日です。
by Oshobu~