2017.06.18
今日のテーマは「ユマニチュード、フランス生まれの認知症ケア技法とはなにか」でお送りします。
このブログに遊びに来てくれる方は、介護関係者か実際に介護をしている家族の方が多いと思います。
この言葉、聞いたことはあると言う方が多いのではないでしょうか?「ユマニチュード」です。
私自身も耳にしたことはあるけど、詳しくは分からない介護用語の一つでした。
◆ユマニチュード
簡単に表現すると、フランスから伝わってきた認知症ケアの新技法(新しい考え)ですね。介護者と被介護者がお互い気持ちよく、介護生活を送って行けるのが一番ですよね。それには家族の愛情みたいなものが大きく役割を果たすわけですが、これをうまく伝える技術があると言うのです。
技術の基本は「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの柱からなるとされています。
今回は、この技法を日本に紹介し、普及にあたっておられる国立病院機構東京医療センター総合内科の本田美和子医長の神戸新聞寄稿記事や他の書籍を参考に話を進めますね。
◆認知症患者は不安の中にいる
認知機能が落ちている人は、大きな不安の中で生活しています。介護者が優しい気持ちで接するつもりでも、伝わらないと意味がありません。
筆者が先生の書いている事を勉強していて、すべて大事な要素ですけど特感じたのは被介護者との距離感の大切さですね。
「見る」「話す」「触れる」「立つ」の四つのうち、わたしがよくやってしまう失敗は「触れる」ですね。
◆触れる
先生の寄稿を読んで「はっ!」としたのですが、父の動きがまどろっこしいと、すぐがちっと腕を掴んだりしていまいます。
これは大変相手に「何かを強制されている」行為との認識を与えて、恐怖を与えてしまうとの事です。(なるほどな)
この場合は、両手の平で父の腕のなるべく広い面積を、下から支える感じで動かすと恐怖を与えません。
これはほんの一例ですが、介護の場面で接し方に気を付ければ、お互いが気分よく過ごせそうですね^^
今日はこの考え方に触れて、ちょっと勇み足でもいいから書きたいと思いましたので、全体像を書けていませんが、勉強してキッチリしたものを後日書かせて頂きますね^^
では、また明日です。
by Oshobu~

「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか
- 作者: イヴ・ジネスト,ロゼット・マレスコッティ,本田美和子
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