2019.02.07
今回のテーマは…介護に疲れ67歳の母を殺した娘の話し…肯定は出来ないけどおれには攻めれない!で、お送りします。
東洋経済で「傍聴ライター高橋ユキさん」が書いた記事からです。
被告は2015年10月、介護疲れの果てに自分の母親(67歳=当時)の首を絞めて殺害した女です。
※まず、在宅介護をする時「家族同士の協力」がなければ成立しません。あと、介護を一人に押し付けてはいけません。
そう言う意味では、筆者は「一人っ子」で自分しかいないので、すごくしんどいですが「なんで俺だけが?…」とか「口を出すならお前もやれよ!」とか、家族に対する感情の乱れが無いので、逆に楽かも?とこのケースを読んで思いました。
詳しくは、上記の記事を読んで頂ければと思いますが、わたしの「読後感」からポイントをいくつか挙げたいと思います。
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- 娘が2015年10月、介護疲れの果てに自分の母親(67歳=当時)の首を絞めて殺害した事件です。
- 犯行動機は2つ…お母さんを、痛みのない世界へ連れて行きたかった・介護から解放されたいという気持ちがあった。
- 大きな家なのでしょうか?2階に兄夫婦・一階に殺害されたお母様・犯人の娘・弟が住んでいる一家ですが、本当のところは分かりませんが文面からは、娘が介護の多くを担当していたようです。
- つまり、兄・兄嫁・弟…そして自分(娘)と介護家族は文面から読み取れるだけで、4人いますが、娘は大変孤独な介護環境だった。
- お母様の病気はかなり痛みを伴うようで、悲観自殺未遂を2回やっており、娘は「自分が介護してるのに2回も自殺未遂……自分が介護してていいのかなと思いました」と追い詰められていきます。
- 母の介護をめぐり弟からたびたび意見も受けていた。これが、かなり娘を追い込んでいます。
- 弟の意見は、わたしが読んだ限りは「命令」で、かと言って弟の介護への協力度はかなり低いか無い。
- 母が息苦しいと言うので、病院に連れて行くと弟は「お母さんを自分の安心する道具にするな、自分が安心したいがために病院を連れまわすな」と言っている。
- 娘はショートステイを利用したいけど、弟に反対される。
- 事件直前、娘が作った食事の内容でもめて、弟が兄夫婦一家の住む2階へ「家出?」して、1階で一人の娘は不安になり、「入水自殺」未遂。
記事を読んで頂ければ、娘が如何に孤独な介護をしていたか?あと、兄と弟は何をしていたのか?犯人ではないが「怒り」を感じました。
裁判は弁護側の「圧倒的なうつの影響で心神喪失にあった」との主張が認められて、懲役3年、執行猶予4年の判決が下されています。筆者は妥当だと思います。
これから介護をする人にこれだけは伝えたいのですが、絶対一人で抱え込まないで頂きたい!家族が居なくても「公共の窓口」がありますし、介護家族の団体も沢山あります。
で、福祉は自分で申請しないと受けれません。これは覚えておいて下さい。公共の窓口が介護で困っている人を探してはくれません。「ここで、わたしは介護で困っています」と手を上げて下さい。
では、また次回です。 by Oshobu~
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