介護の道も一歩から 

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「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」が必要なくなる?世界初の「歯生え薬」治験へ!【介護コラム】

2023.10.03

 

こんにちは。おしょぶ~^^/です。

 

久しぶりにコラムを書いてみようかな~と(笑)

みなさん「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」をご存じだと思いますが、それが将来的には必要がなくなるかも?と言う事が進行中なのはご存じですか?

 

いつまで読めるか分かりませんが、参考記事を貼っておきますね。

※合わせて読みたい↓

 

mainichi.jp

 

未来に飛ぶ前に「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」を掘り下げて書いておきたいと思います。

これは何となく「80歳まで20本ぐらい歯が残っていれば良いよね~」と言う、ぼんやりした話ではなくしっかりと根拠のある運動なんですよね。

 

「80」はご承知の様に80歳を指すのですが、この80の根拠はこの運動が提唱された平成元年(1989年)の平均年齢です。

※日本人の平均寿命(平成元年簡易生命表)が男性75.9歳・女性81.8歳でしたので、男女合わせた平均寿命に相当します。

 

それまでは「一生自分の歯で食べよう」という標語がよく使われていたそうです。

昭和の終わり頃、おしょぶ~はもう立派な大人でした(笑)。そう言えば、そんな標語に聞き覚えがあるような~無いような~w

 

(*'ω'*) つまり人生の「健康を含めた歯についての最終目標」だったワケです。

現在は令和4年簡易生命表によると、男の平均寿命は 81.05年、女の平均寿命は87.09年と平成元年と比べて大きく伸びています。

※まぁこれでも「コロナのせい」で、実は前年より短くなっているんですよ!

 

と言う事で、「80」をゴールとする捉え方から、より健康な高齢期を過ごすための運動という意味合いに変化しています。

 

(*'ω'*)次は「20」ですね(笑)。

 

一つの調査で決めたワケではありませんが、代表的なものをご紹介します。

 

引用元

8020運動とは | e-ヘルスネット(厚生労働省)

 

「なんでもかんで食べることができる」人の割合…と言う調査ですが、歯が19本以下と20本以上の差の乖離に驚かずにはいられませんね。

 

その他の調査も含めて、「だいたい20本以上の歯が残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛めることが科学的に明らかになっていますので、どの性・年齢層でも自分の歯が20本以上残っている人の咀嚼状況は良好である」と言う事で20本なのです。

 

(*'ω'*) でもね~こう言う運動って「厚労省日本歯科医師会が言っているだけ」で、大して効果無いし下手したら新しい利権が出来るんじゃない…なんて思うでしょ?(笑)

 

それが実は効果があるんです!

この運動が始まった時は、80歳どころか後期高齢者の入り口75歳で歯が20本残っているのは10人1人、つまり10%程度でした。

ところが平成28年歯科疾患実態調査では、75~84歳の51%が達成しているんですよ!

ざっくり、ちゃんと物が噛める高齢者が割合で5倍に増えています( ゚Д゚)

 

で、今回の〆のお話なんですが、あくまで動物実験の段階ですが「歯生え薬」を使って乳歯、永久歯に次ぐ「第3の歯」を生やすことにも成功した…しかも日本の研究チームが!(#^.^#) パチパチパチパチ

 

2030年に実用化を目指して研究が進んでいる様ですので、おしょぶ~が67歳になった頃には「あ!歯が20本を割ったから薬さして1本生やさな(笑)」なんて世界観かも知れません。

 

では、また次回です。by おしょぶ~

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