介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

当たり前の事が出来ない人がいる「救急車の適正利用」の呼びかけ(福岡・飯塚地区)

2019.09.15

 

今回のテーマは「当たり前の事が出来ない人がいる「救急車の適正利用」の呼びかけ(福岡・飯塚地区)」でお送りします。

 

福岡の話題ですが、全国似たような現状があるのでは?と思い書かせて頂きます。

福岡県の飯塚地区消防本部の年間救急出動件数は昨年、9969件と最多記録を更新してしまいました。福岡・飯塚地区消防本部は「救急車の適正利用」の呼びかけをしています。

 

実はこの地区、人口減が続いています。にもかかわらず救急出動が増えたのは、高齢化の影響があるとみられています。今後の日本全体の姿のように思います。

 

それは仕方ないのですが、困るのは緊急性の低い救急要請があると言う事実で、この管内では、「酒を飲んでいて運転できないから」と救急車を呼んだ例があったそうです。

呼ぶのは運転代行にしてほしいものです…苦笑。

 

昔、やすきよの漫才で横山やすしさんが、タクシー代わりに救急車を呼んでやった…と言うネタがありました。これはネタなので笑えるのですが、リアルでは1分1秒を急ぐ患者が、緊急性の無い要請によって搬送出来ないなんて事も起こります。

 

いま我が神戸市では、次のような取り組みをしています。

 

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神戸市ホームページより

看護師が救急医療相談に対応し、緊急性および受診の必要性を判断します。
その結果、緊急性が高い場合は、119番へ電話転送し、迅速な救急出動に繋げます。緊急性が低い場合は、受診可能な医療機関を案内します。

 神戸市HPより

 

神戸市の様に、わりと余力のある自治体はこう言う事も出来ますが、全ての自治体が出来るわけではないでしょう。

利用者のモラルに頼るところが大きいと思いますので、本当に必要な人の為に、「救急車の適正利用」をよろしくお願いいたします。

 

では、また次回です。by おしょぶ~

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