2018.01.29
今日のテーマは「終末期医療、初の実態調査へ(厚生労働省)」でお送りします。
1月25日、厚生労働省と国立がん研究センターは、がんや心疾患で死亡した患者の遺族、約5000人を対象に亡くなる直前まで受けた、終末期医療・介護サービスについて初の実態調査に乗り出す事を決めました。
◆終末期医療とは?
事故や病気などで、回復が見込めない患者への医療の事です。
心身の苦痛を和らげ、人生の残り時間を穏やかに過ごせるように配慮する…
厚生労働省は2007年に指針を出しています。
「患者本人の意思決定を基本に、医療行為の不開始や中止は医療・ケアチームが慎重に判断するべきだ」です。
最近新しい動きが二つあります。
※在宅の「みとり」に対応できるように、改定案をまとめた。
※「終末期医療」の表現を「人生の最終段階における医療」と言い換える。
この言い換える事に何の意味があるのか?、正直筆者にはわかりませんが^^;
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◆多死社会の到来
高齢化の進みと、人口の多い層が人生の最終段階を迎える中、年間死亡者数が130万人を超す「多死社会」に日本は突入しています。
人生の最後を、「どこで」「どうすごすのか」が大変重要な課題になっています。
が、現状は実態がつかめていませんので、今回の調査から遺族を通じて、患者ごとの体験・意見を把握することで、終末期医療や在宅医療の質の向上につなげる狙いと、厚生労働省はしています。
◆実態調査概要
調査は、2016年がん・心疾患・肺炎・脳血管疾患・腎不全で亡くなった、全国患者約4800人を抽出します。厚生労働省の委託を受けた、国立がん研究センターが遺族に調査票を郵送します。
診断から死亡までの期間・終末期を過ごした場所など、40問を患者を主に介護した遺族に答えて頂きます。
うん。結果興味あります。このブログではこの調査は当然追いかけていきますね。
わたしの考えとしては、回復の可能性が無いなら「痛み」をとる事が、残りの人生の質と言う事では大切ではないでしょうか…
では、また明日です。by Oshobu~
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