2017.09.13
今日のテーマは「 公的年金の受給開始年齢を70歳より後に出来る仕組み提言(内閣府有識者検討会)」でお送りします。
内閣府の有識者検討会は現在、「高齢化に対応する社会づくり」を話し合っています。
昨日(9月12日)、公的年金の受給開始年齢を70歳より後にできる仕組みづくりを盛り込んだ提言の骨子案をまとめました。
まだ強制的に年金の受給年齢を先延ばしにしようと言う話ではないので、慌てなくて良いですよ(苦笑)
政府は提言をもとに、年内に中長期的な高齢者施策の指針となる「高齢社会対策大綱」の改定案を閣議決定する見込みです。この提言の話は割と早くから噂に聞こえ、マスコミでも観測記事として書かれていましたので、当ブログでも取り上げています。
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あず現状を確認しておきましょう。現在、年金の受給開始年齢は原則65歳からですが、60~70歳の間で開始年齢を選ぶことが出来ます。早くすれば65歳から受給するより受給額が最大で30%減り・遅くすれば最大42%増えます。
これについては人生観もあり何とも言えませんね^^;例えば、「例え目減りしても人はいつ死ぬか分からないから」と早く貰う人、「今は働けるから、本当に不安な70歳から手厚く貰いたい」なんて考えの人もいるでしょう…
さて、骨子案では高齢者にも高い働く意欲がみられる現状があるとした上で、「繰り下げを70歳以降も可能とするなど、より使いやすい制度とするための検討を行ってはどうか」と記されました。
まぁこれはこれで、良いと思います。自分で決めれるわけですから…
ただ現実として、基本の65歳より後にする人は少ないです。2015年度に国民年金だけを受給した人らのうちで、65歳より受給を先延ばしたのは1.4%の人だけです(少な!)
それよりわたしが気になるのは、強制的に全員の受給年齢を下げるための、環境づくりではないか?と言う疑いです。そうでなければ良いのですが…
では、また明日です。
by Oshobu~