介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

全国介護職員離職率16.5%(全産業平均上回る)

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2016年8月18日

(2016.11.17再編集、加筆・訂正)

 

おはようございます。

今日のテーマは「全国介護職員離職率16.5%(全産業平均上回る)」です。

ちょっと困ったテーマですよね^^;

 

調査を行ったのは、公益財団法人介護労働安全センターです。

どんな組織化と言うと

公益財団法人介護労働安定センター(英語名:Care Work Foundation[略称CWF])は、我が国の高齢社会の進展に伴う介護労働力の需要増大に対処し、介護労働者の雇用管理の改善、能力の開発・向上、その他の福祉の向上を図るための総合的支援機関として平成4年に設立され、「介護労働者法」の指定法人として現在に至っています。特に平成12年度からは、「介護保険制度」の施行に伴い、介護事業者を含む介護分野全般に対する支援事業を実施しています。

出典:公益財団法人介護労働安定センター

厚生労働省天下り先の役目ではなく、しっかり活動してくださいね。

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【事業所における介護労働実態調査】

1 従業員の過不足 (1)介護サービスに従事する従業員の過不足状況を見ると、不足感(「大いに不足」+ 「不足」+「やや不足」)は 61.3%(59.3%)であった。「適当」が 38.2%(40.2%) であった。

(2)不足している理由については、「採用が困難である」が 70.8%(72.2%)、「事業を 拡大したいが人材が確保できない」が 20.3%(19.8%)、「離職率が高い」が 15.8% (17.0%)であった。

(3)採用が困難である原因は、「賃金が低い」が 57.4%(61.3%)、「仕事がきつい(身 体的・精神的)」が 48.3%(49.3%)であった。

 

2 介護サービスを運営する上での問題点 全体では「今の介護報酬では人材の確保・定着のために十分な賃金を払えない」が 53.8%(49.8%) 、「良質な人材の確保が難しい」が 53.6%(53.9%)であった。

 

3 賃金 労働者の所定内賃金[月給の者]は 217,753 円(215,077 円)であった。 (注) 労働者:事業所管理者(施設長)を除く。

 

4 過去 3 年間に介護を理由に退職した従業員の有無 「介護を理由に退職した従業員はいた」が 23.5%であった。

 

5 採用率・離職率 1 年間[平成 26 年 10 月 1 日から平成 27 年 9 月 30 日]の採用率の状況は 20.3%( 20.6%) であった。また、離職率の状況は 16.5%(16.5%)であった。

 

【介護労働者の就業実態と就業意識調査】

6 仕事を選んだ理由 「働きがいのある仕事だと思ったから」が 52.2%(52.6%)であった。

 

7 労働条件等の不満 「人手が足りない」が 50.9%(48.3%)、「仕事内容のわりに賃金が低い」が 42.3% (42.3%)、「有給休暇が取りにくい」が 34.6%(34.9%)であった。

 

8 仕事・勤務先に関する希望 (1)仕事(職種)に関する希望は、「今の仕事を続けたい」が 65.5%であった。 (2)勤務先に関する希望は、「今の勤務先で働き続けたい」が 57.5%であった。

 

 ※上記は、介護労働安全センターのプレスリリースを元に書き起こしたものです。

※調査は2015年10月で、9005の事業所と介護職員21,848人から回答を得たものです。

因みに、全産業の離職率は15.5%です。

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まず、介護が理由で退職した従業員がいた事業所が、23.5%もあるのですね。

まさに、みんなの問題になりつつありますね、介護。

 

仕事に就いたけど➡仕事がきつい➡きつい割に報酬が安い

➡だから辞めてしまう➡人手不足になる➡採用するが

➡人手不足だから仕事がきつい➡きつい割に報酬が安い

※ずっと続きますね。このループ

 

この仕事を続けたいと言う人も沢山いるし、やりがいを感じている人も沢山いますので、普通の産業並みの給料と、休みが取れるようになれば職員は増える可能性ありですね。社会全体で知恵をしぼっていくしかないですね。

では、今日はここまで


by Oshobu~