介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

各老人ホーム(各施設)の違いを詳しく説明します。(費用についての比較あり)」③

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2016年5月4日

(2016.11.04 再編集、加筆・修正)

 

おはようございます。

「各老人ホーム(各施設)の違いを詳しく説明します。(費用についての比較あり)」③」の第3弾です。

施設の種類

特別養護老人ホーム

俗に特養と呼ばれている施設で、私の母も今現在お世話になっています。

比較的重度の、被介護者さんがいる家庭は一番気になる施設ですね。

 

まず、入居は要介護3以上となっており、ここがひとつの壁です。

仮に認知症がある程度、進んでいても体が無理なく動く方は、要介護3の認定は難しくかなり手がかかる被介護者でも、入居出来ない現実もあります。

 

特徴は食事や排泄などの介護サービスを中心に提供し、寝たきり状態など常時介護を必要とする要介護者の「生活の場」であり、各種レクリエーションなども提供しています。

 

現在、待機老人が52万人の推計が出ています。

申し込みをしてもすぐに入居することは難しい状況です。

しかし、入所出来た人の多くはそこで残りの余生を過ごすため、重度の要介護者にとっては「終の棲家」的存在です。

 

現在の介護事情を考えれば、更なる整備が求められますが、介護スタッフ不足が深刻でうまくいっていません。

 

費用の面でも入居一時金0円・月額5万円~13万円前後と、強い味方です。

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老人保健施設

 

 「ろうけん=介護老人保健施設」は、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、作業療法士理学療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。利用者ひとりひとりの状態や目標に合わせたケアサービスを、医師をはじめとする専門スタッフが行い、夜間でも安心できる体制を整えています。

介護老人保健施設をご利用いただける方は、介護保険法による被保険者で要介護認定を受けた方のうち、病状が安定していて入院治療の必要がない要介護度1~5の方で、リハビリテーションを必要とされる方です。

介護老人保健施設は、常に利用者主体の質の高い介護サービスの提供を心がけ、地域に開かれた施設として、利用者のニーズにきめ細かく応える施設です。介護予防を含めた教育・啓発活動など幅広い活動を通じ、在宅ケア支援の拠点となる事を目指して、ご利用者・ご家族の皆様が、快適に自分らしい日常生活を送れるよう支援をしています。

出典: 公益社団法人 全国老人保健施設協会 ホームページより

 特養が、終の棲家の側面をもつのに対して、あくまで家庭生活復帰が目標の施設と言えます。長期入居が難しい場合もありますので、よく確認して下さい。

 

費用面でも、かなりありがたい施設です。イメージとしては特養よりちょっとだけ高いぐらいです。

一時入居金0円・月額8万円~13万円前後

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【療養病床】

今回このブログでは、療養病床を老人ホーム(施設)で、まとめて記しましたが、これ病院のことなんですね。

医療法により、病院のベッド(病床)は5つの分かれています。

一般病床・療養病床・精神病床・感染症病床・結核病床です。

この、療養病床がまた2つに分かれています。

①医療療養型病床②介護療養型病床で、このブログの読者様なら②が知識として覚えていた方がいいでしょう。

②は 要介護認定された患者に対するサービスを介護保険で提供する病床で必要に応じて医療も受けられます。

ですが、あくまでも病院です。

終の棲家にはなりえませんし、入る条件はその病院により、かなりひらきがありますので、将来の為に確認しておくのもいいでしょうね。

病院ですので、医療支援は厚いですが、生活支援は厚いとはいえません。

費用は、調べた範囲では特養より少し高めです。

一時入居金0円・月額10万円~20万円前後

 

いかがでしたか?このシリーズ3回でかなり施設については、ご理解して頂けたのではないでしょうか?

次回から、別の話書きますね。

では、今日はこんな処で。

                                       byおしょぶ~