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11時間労働で心筋梗塞発生リスクが1.6倍!初の長時間労働と急性心筋梗塞の因果関係本格調査(阪大)

2019.03.16

 

今回のテーマは…11時間労働で心筋梗塞発生リスクが1.6倍!初の長時間労働と急性心筋梗塞の因果関係本格調査(阪大)でお送りします。

 

働き方改革が言われ出して、けっこう時が経ったように思いますが、如何でしょうか?読者様自身の環境はあまり変わりなく、「ダメだな~」と思いながら長時間働いていたりしませんか?(苦笑)

 

長時間労働がいろいろ悪い影響があると言われながら、直に病気との因果関係を示す調査は少ないのが現状です。

今回の記事では、日本で初となる大規模な「長時間労働と急性心筋梗塞の因果関係本格調査」の話題をお送りします。

 

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長時間労働と急性心筋梗塞の本格調査

●調査の概要

大阪大と国立がん研究センターなどのチームが行った調査です。
1993年に茨城・新潟・高知・長崎・沖縄にお住いの、当時40~59歳の男性約1万5000人について、労働時間などを調べた上で、2013年までの20年間追跡調査したものです。

 

うん。分母1万5000人・追跡期間20年…十分な規模ですね。いつもこの手の調査をして下さる皆さんには頭が下がりますね。研究側・協力側両方ね^^長いもんね。

 

40~59歳ですから、60~79歳になられたと言う事ですね。余談ですが、各人単に人生としても色々な事はあったでしょうね^^。

長時間労働と急性心筋梗塞の因果関係本格調査結果

結論から書きますと、「労働時間が1日11時間以上と長い男性は、7~9時間の男性に比べ、急性心筋梗塞を発症する危険性が1.63倍に高まる」と言う結果でした。

3月15日に発表した論文は、日本循環器学会の英文誌電子版に掲載されております。

 

この調査の20年間で…

  • 心筋梗塞を発症したのは212人
  • 労働時間が7~9時間ち比べ、11時間以上では心筋梗塞危険リスク1.63倍
  • 特に企業などの従業員は2.11倍

(*‘ω‘ *)へ~平均でも、11時間以上働く人は1.63倍リスクが高いのに、サラリーマンなら2.11倍って…サラリーマンは辛いな~でも何で?

(*‘ω‘ *)重ねて言うと、追跡を始めた年齢が50代のサラリーマンは2.6倍で一番高いです。おしょぶ~ドキ!ww

 

ヒントを偉い先生が解説してくれております(笑)。

研究チームの磯博康・大阪大教授の話…

睡眠時間の減少やストレスにより高血圧や糖尿病の危険性が高まり、心筋梗塞に結び付いている可能性がある

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031500009&g=soc

赤字にしましたが、「ストレス」これですね。サラリーマン(企業体勤め)には、人間関係が重くのしかかりますますからね^^;

 

で、定年まで何とか乗り切っても安心しないでくださいね。

磯博康教授はこう言っています。

「働く本人も企業、社会も、健康について考える必要がある。引退後もリスクは続くので、生活習慣を整えてほしい」 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031500009&g=soc

わたしも今は長時間働いていませんが、過去はかなりのものでした。これ、蓄積されているのでしょうか?(苦笑)

 

まぁ、どなたも過去には戻れませんので、これから気をつけて参りましょう。

とは言っても…と言う読者様の声が聞こえますが…(笑)

では、また次回です。by Oshobu~

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