2018.06.27
※今回の記事は「過敏性腸症候群」について、神戸新聞(2018.06.25)に川崎幸クリニック(川崎市)・心療内科、天野雄一医師が寄稿されておられましたので、その情報をまとめてシェアさせて頂きます。
今日のテーマは「けっきょくストレスが厄介なんだね…過敏性腸症候群」でお送りします。
◆過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは、ストレス社会特有の現代病と言われています。通勤中に急にお腹が痛くなったりして、トイレを求めて何回も途中下車を繰り返す時もあるほどで、社会生活に大きな影響が出ます。
患者はいつ襲ってくるか分からない、腹痛や下痢への不安が大きくなり、それがまたストレスになる悪循環に陥り、生活の質を大きく落とします。
●日本人の1割
自律神経のバランスの崩れにより、腸に炎症・ポリープが無いのに、腹痛・腹部不快感などが伴い、下痢・便秘など便通異常が繰り返されます。患者は若い世代に多い傾向にあり、男性は下痢型・女性は便秘型が多いです。日本人の10人に1人が患っており、珍しい病気ではなくなっています。
※過敏性腸症候群の分類
- 便秘型(女性に多い)
- 下痢型(男性に多い)
- 混合型
- 分類不能型
●腸と脳は密接な関係
天野医師はこの様に言われています。
「過敏性腸症候群の患者さんは、普段より痛みを強く感じる知覚過敏の状態になるのが特徴です」
腸と脳は密接な関係にあり、ストレスを感じると脳から腸にその情報が伝わり、腸の動きが活発になり、腹痛・腹部不快感に繋がるそうです。
で、またそれがストレスになると…^^;
●薬は増え、コントロールはし易くなっている
とは言え、今は薬も増え、症状のコントロールもし易くなっており、それによりストレスが軽減され治るケースも増えています^^
- 香辛料のとりすぎ
- 喫煙
- 寝不足
この三つは特に注意してください。
ただ、「元はストレスなので、自分の置かれている環境を客観的に捉え、適切なストレスマネジメントが重要」…と先生は言うのだが、それが難しいのが現代社会だよね(苦笑)。
では、また明日です。by Oshobu~
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