2018.05.25
今日のテーマは「日本年金機構個人情報流出問題!詫び状の費用がやっぱり税金になる話」でお送りします。
このブログの読者様なら、覚えている方がほとんどだと思います。
日本年金機構の個人情報が、なんと500万人分も流出した事案です。
事案の流れをざっくり復習しますと、機構は昨年8月に扶養親族等申告書のデータ入力作業を「SAY企画」と言う会社に委託しました。費用は約1億8000万円です。
計画書では800人の従業員を確保する筈が実際は百数十人に過ぎず、入力ミスや納品遅れが多発してしまいました。これだけでも、いい加減な話なんですが、更に契約に反し中国の業者に再委託していたことが判明したと言う事案です。
つまり契約に違反して、中国の業者に個人情報を出してしまった(流出)となったわけです。
さて、今日文春オンライン興味深く読ませて頂いたのが、上記の記事です。
この記事が言いたかった事も大事な事なのですが、それはそれとして筆者が引っ掛かったのが、今日の記事タイトルになっています。
※まず、この記事の概要をざっくり書きます。(興味のある方は上のリンクから読みに行って下さい)
話しは、問題の「SAY企画」が4月末に社員が大量解雇され、近く倒産すると…
機構は同社に対し、ミスが出た年金受給者に送った、詫び状などの送付で生じた約1億6000万円の損害賠償請求を行っています。
この仕事を受けること自体かなり無理があると内部の人間も分かっていたらしいのですが、ワンマンな社長が無理に進めて、案の定人員の調達がままならず社内は大混乱からの内部告発で発覚したみたいですね。
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4月中旬、社長は社員を集めて突然「倒産」を宣言!
「あなたがたは4月をもって会社を辞めてもらいます。会社は倒産させます。給与は払えないので国からもらってください。私は弁護士から雲隠れするように言われており、自己破産するつもりです。無一文になる私は、いったいどうなるんでしょう」
苦笑いしかないですが、この演説は1時間続いたらしいです。まぁ自分が悪いのに好きな事言っていますね。
当然社員には、ボーナス・退職金は出ませんし、4月分の給与は国の『未払賃金立替払制度』で払われたらしいが…
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上の2つの記事はわたしが今年の3月に書いた記事です。
そのうちの下の方の記事で、わたしこう言うコメントを残していました。
※機構は迷惑をかけた受給者にお詫びの手紙を検討するとしているが、その費用はどこから出るのでしょうか…年金積立金? それとも税金? どちらにしても迷惑なんですけど^^;
日本年金機構から言わせれば、責任のある「SAY企画」に請求したと言う立ち位置でしょうが、払えないのは初めから分かっていますからね。
じゃどうすれば良かったのか?は思いつかないのですが、遡って言うなら委託発注前にちゃんと業者チェックしろよ!と言う事でしょうね。
1億6000万円か~^^;(もったいないね)
では、また明日です。by Oshobu~
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