2017.11.15
今日のテーマは「西高東低、お天気の話ではありません!骨折率です^^;」でお送りします。
高齢者に多い「大腿骨近位部骨折」について、近畿大学・大阪医科大学の研究グループが人口10万人当たりの発生率を、都道府県別に調べました。
結果から、中部~関西・九州など西日本で高い傾向がみられることが、11月14日に分かりました。都道府県別での比較最大差は約2倍あります。
「大腿骨近位部」は足の付け根の股関節に接する部分を指し、ここが骨折する事で寝たきりになってしまう事も多いです。
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この調査は、レセプト(診療報酬明細書)を基に作成されて厚生労働省のデータベースを活用しています。2015年40歳以上の患者15万2千人(男性3万2千人・女性12万人)を都道府県別に振り分けて、人口10万人当たりの発症率を男女別に算出しています。
※余談ですが、こうみると骨折患者は女性が非常におおいですね。
全国の平均発症率を100として、女性の最高が我が兵庫県でした(とほほ)
次いで和歌山・沖縄・奈良・大分と続いています。
男性は、沖縄・和歌山・長崎・佐賀・兵庫と続いています。
これに対して、男女とも低いのが秋田・青森・岩手です。
最も低い秋田県の男性は、上記の100に対して63で、もっとも高い沖縄県の男性は144です。実に2倍以上の差がありますね^^;
ただ、要因は分かっていないので手の打ちようもないですが、研究グループは食生活の違いに注目しています。
では、また明日です。
by Oshobu~