介護の道も一歩から 

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認知症高齢者再犯防止へ、市町で初の法務省職員受け入れ(兵庫県明石市)

 

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2017.03.29

 

今日のテーマは「認知症高齢者再犯防止へ、市町で初の法務省職員受け入れ(兵庫県明石市)」でお送りします。

筆者は神戸市在住ですが、明石市は神戸の一つ西隣の自治体になります。人口29.1万人(2010年)の兵庫県では中規模に位置します。

◆全国的な課題

認知症の高齢者・知的障がい者の万引きなどの犯罪が問題となっております。

これですが、当ブログでも一度取り上げていますが、大変対処が難しいのです。罪の意識が乏しいと言うより理解が出来ていない場合があります。

 

実は明石市は以前からこの問題に力を入れておりまして、この度4月から2年間、法務省の職員2名の派遣を受け入れることにしました。

※目的としては、福祉支援で生活基盤の安定を図ることで、再犯を防止すると言うものです。

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◆市町で全国初の取り組み

更生支援で自治体に職員を派遣するのは、珍しく山口県に続き2例目、市町では全国初の試みとなります。

 

具体的には社会復帰時の「出口支援」を想定しています。住居の紹介・作業所の紹介などが国の事業としてありますが、要件が大変厳しくセーフティーネットから漏れてしまう方が多くいるのが実情です。

 

明石市としては正直対策は模索中の状態で、法務省の派遣を受け入れることで、神戸刑務所との連携強化・矯正施設などの勤務経験を生かした支援などの橋渡しを期待しています。

 

まぁ、硬い文章で分かりにくいと思いますが、要は現場が欲しているものと国の支援がずれているんですね。それの調整役を期待していると言う事です。

上手く行って欲しいものですね。

 

では、また明日です。

by Oshobu~