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2016年11月14日
おはようございます。
今日のテーマは「高齢者の肺炎について考察していきます。(日本における死因第三位です)①」でお送りします。
【日本における死因ベスト4】
ご存知の方も多いとは思いますが、確認しておきましょう。
①位 悪性新生物(がん)
②位 心疾患(心不全等)
③位 肺炎
④位 脳血管疾患(脳梗塞等)
今日はこの3位の「肺炎」にスポットをあてるのですが、驚くべきは肺炎で亡くなる方の96.9%が65歳以上なのです。
※ここまでの数字の根拠は、厚生労働省2013年「人口動態統計(確定数)」より
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【肺炎とは?】
まず大事な事は「肺炎と風邪は違うもの」と言う理解です。
※風邪をこじらす=肺炎ではありません!
65歳以上の方がかかることのある肺炎球菌感染症の1つが肺炎です。
主な症状は、せき、発熱、たんなど、かぜの症状と似ているため、肺炎は“かぜをこじらせたもの”と考えられがちですが、肺炎とかぜはちがいます。肺炎では、細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞に感染して炎症を起こします。
このガス交換に障害が生じると、息切れ、黄色~緑色や鉄さび色のたん、38度以上の高熱などの症状が長く続き、一般的なかぜよりも症状が重くなります。
http://otona-haienkyukin.jp/about/attention.html ファイザーより
http://otona-haienkyukin.jp/about/attention.html ファイザーより
お元気な高齢者も多く、頼もしい日本ですがやはり年齢を重ねる事による、抵抗力の低下は避けられません。肺炎球菌などに感染して肺炎を起こしやくなります。
この事は現実として意識しておいて下さい。
【思わぬ感染経路あり】
例えば肺炎球菌が原因の肺炎ですと感染するケースがあります。
同居の子供や孫が肺炎球菌を持っていて、でも発症していないとわかりませんから、普通に接していると抵抗力の落ちた高齢者にうつり、高齢者は発症してしまう…
理不尽な感じですが、受け止めるべき現実の可能性です。
今日はここまで、明日の②に続きます。
by Oshobu~