介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

高齢者の肺炎について考察していきます。(日本における死因第三位です)②

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http://www.ac-illust.com/ フリーイラスト

2016年11月15日

 

おはようございます。

今日のテーマは「高齢者の肺炎について考察していきます。(日本における死因第三位です)②」でお送りします。

昨日の続きからですね。

【誤嚥性肺炎】

歳を重ねますと、ものを飲み込む力が落ちてきます。また気管に異物が入った時に、それを外に出す働きも低下します。

 

で、誤って気管に入った唾液と一緒に細菌が肺に入ってしまい、肺炎になります。
これが、誤嚥性肺炎です。

 

特に寝ている時が危険で、寝ている間に唾液が気管に入る事は若い方でもあるのですが、高齢者はそれを外に出せず、肺炎になる事があるのです。
少ないですが食物が誤って気管に入り、誤嚥性肺炎になる事もあります。

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http://www.ac-illust.com/ フリーイラスト

【肺炎だけの問題ではない】

「寝込む」と言う事は、脅かすようですが「寝たきり」の入り口です。
まぁ、仮に肺炎で入院したとしましょう。当然ですが、安静ですよね。

この期間が長ければ、運動機能が衰え歩けていた人が歩けなくなる事は、そんなに珍しい事ではありません。
動けなくなる・動きにくくなる、は認知症のリスクもUPさせますので注意が必要です。

【予防法】

うがい・手洗い・規則正しい生活・禁煙・歯磨きなどをこまめに(口腔内管理)で、かなり違います。

 

高齢者に対して、国は「健康長寿」の取り組みとして、「肺炎球菌感染症」の定期接種を行っています。65歳以上の方は、定期接種の対象となる期間が、平成30年度までの間に1人1回決まっています。対象年度は公費助成が受けられますので、地元の自治体に聞いてみて下さい。

 

いま日本の現状は、「寿命」と「健康長寿」の差がざっくり10年あります。
この差をどんどん縮めて、高齢期の生活の質を上げて行きましょう(おー!!)

では、また

by Oshobu~

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