介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

ヤフー週休3日制を検討、背後に介護離職防止など人材確保

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2016年9月27日

(2016.11.20再編集、加筆・訂正)

 

おはようございます。

今日のテーマは「ヤフー週休3日制を検討、背後に介護離職防止など人材確保」でお送りします。

 

しかし世の中は色々で、労働基準法の月4日の最低公休日数すら確保出来ない、ブラック化した企業もあれば、週休3日を考えてみようと言う企業もあります。

 

職業に貴賎はありませんが、どの会社に勤めるかで生活の質と言う面では、明らかに差が出ると言う事でしょう。

【ヤフー週休3日制を検討】

IT大手のヤフーは、従業員の働き方の見直しを進めるため、全従業員5800人を対象に週休3日制を検討している。

すでに従業員にこの方針を伝えており、数年以内の実現を目指す。

 

※このすでに従業員に伝えるってとこが肝ですな!確かにすぐには出来ないのは社員も理解出来るし、先にこう言う事を考えているならと、実は転職を考えていた人が考え直すって事もあるかもしれませんね。

【狙いは人材確保】

この経済記事っぽい事を「介護・高齢・福祉」のこのブログが何故取り上げたかと言うと、狙いの人材確保に介護問題があるからなんです。

 

 

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

 

 

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

 

 

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

よく知ってくれている読者様もいますが、実は私自体介護退職経験者です。

両親ともが介護が必要になり、一人っ子の筆者に逃げ道はなく介護退職になりました。

 

いま、ヤフーの従業員の平均年齢が35歳と若いのですが、今から考えて取り組んでいかないと今後、家族の介護に直面する社員の増加が見込まれるためです。

 

介護離職は、それに追い込まれた社員にとっては人生の大問題ですし、企業側からすれば働き盛りで、その業界の知識・ノウハウを備えた社員の突然のリタイヤで痛手と言えます。

 

仮に週休3日なら、親が介護状態になっても兄弟と分担介護などをすれば退職はしなくて済むケースも多くうまれるでしょうね。

 

【やろうとしなければ始まらない】

ヤフーの社長が共同通信のインタビューで「労働時間と生産性の問題は重要な経営テーマで、課題はあるがやっていきたいと語っています。

 

「人がいないから」と言って従業員を休ませない経営者は、休ませないから人がいなくなる事に、そろそろ気が付いたほうがよさそうですね。

 

今日はここまで!

by Oshobu~ 

台風10号、岩手の9名死亡事例の教訓は生かされたのか!?台風16号!

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2016年9月23日

 

おはようございます。

masaru-masaru-3889.hatenablog.com

上記の記事は、台風10号時のものです。

施設の責任者の判断ミスが、重大な結果になってしまいました。

 

で、先日台風16号が上陸しました。筆者の住む神戸でも避難勧告が出されました。

はっきり言って珍しく出されたと言う感覚で、各施設の対応が分かれてしまい、現在注意喚起と言う意味で問題化しています。

被害がなかった事は喜ばしいのですが、関係者はたまたまと肝に銘じるべきでしょう。

【非難準備情報】

避難準備(ひなんじゅんび)とは、以下の2つの意味を持つ。

  1. 人的被害が発生する災害の可能性がある場合に「災害時要援護者」(身体障害者や老人、子供などのいわゆる災害弱者)を早期に避難させるために、自治体が発令する避難準備情報に基づき、要援護者を避難させることを言う。
  2. 災害時要援護者ではない人々に対して、避難準備情報を発令することで、避難を具体的に準備してもらうことを言う。

 ウィキペディアより

※ ちょっと解りにくいですね。

健常者対象だと、準備→勧告→指示で文字通りです。

ただ災害弱者対象には準備の段階で、ゆっくり避難を始めてもらいます。

 

岩手の9人が亡くなった施設の責任者は、この意味を知りませんでした。

危機意識の薄さが露呈し、更に責められていると言う事です。

【二つに分かれた対応】

今回、神戸の土砂災害警戒区域には避難準備情報・避難勧告まで出されましたが、現場では移動派と情報収集のみ派に分かれてしまいました。

 

さすがに、岩手の様に入所者を残して外出するような事は無かったようですが、今後の課題として残りましたね。

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ある施設の責任者は「いつもと違う行動をとると、入所者がパニックになる。状況を見ながら不安をあおらないようにしている」と説明しています。

 

なるほど、こうお話を聞くと災害が予想されるときに、入所者に対して十分なスタッフ数が確保出来ている場合は、このような現場判断も有りかな?とも思います。

まぁ、それだけ周りが口で言うより現場判断は難しいと言う事ですね。

【厳しい現実もある】

社会的弱者の施設は、費用の問題・地域住民の受け入れ感覚の問題で災害に弱い立地にある場合が多いと言う現実があります。

 

神戸市では、土砂災害警戒区域特別養護老人ホームや病院などが196箇所あり、そのうち高齢者福祉施設は50箇所です。これが現実です。

 

災害弱者が災害に弱い地域で暮らしていると言う事です。筆者も家族を施設に入所させている側の人間として、すべての責任を施設側に押し付ける感覚は排除して、しっかり考えていきたいと思います。

 

今日はここまで!

by Oshobu~

リビング・ウイルと尊厳死、貴方は答えを出せますか?

 

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2016年9月21日

(2016.11.20再編集、加筆・訂正)

 

おはようございます。

昨日、尊厳ある終末期医療を日本医師会が検討に入るとの記事を書きました。

まだの方は昨日の記事から入って下さいね。

 

で、今日はテーマ「リビング・ウイルと尊厳死、貴方は答えを出せますか?」お送りします。

世の中には色んな不公平があるものですが、人はいずれ死ぬと言う事だけは公平です。

その死を出来るなら、安らかに迎えたいと多くの方が考えるでしょう。

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また、二日前の記事では内科医で作家の、おおたわ史絵さんが考える「人の三つの幸せ」をご紹介しました。その一つは痛みが無い事です。

 

自分の家族(被介護者)が、医学的には回復の望みがなく、緩和治療が限界に来ているのに「痛さを感じながらの、過度な延命治療」が続いていたらと、想像すると辛いですよね。

【リビング・ウイル】

この言葉、初めて聞くと言う方もいるかもしれませんね。

リビング・ウィル(英語: living will)とは、生前の意思という意味の英語の音訳。生前に行われる尊厳死に対してであれば「尊厳死の権利を主張して、延命治療の打ち切りを希望する」などといった意思表示のこと。またそれを記録した「遺言書」などのこと。インフォームド・コンセントの浸透とともに、このような考え方が広まってきた。ほかに葬儀の方法や、臓器提供の可否などがリビング・ウィルの対象として論じられることが多い。

尊厳死を望む場合であれば死に直面した患者が、自らの意志で延命治療を拒み、死を迎えようとする考え方。その場合に「苦痛を取り除くことを目的とする安楽死に対して、無理な延命措置により患者の尊厳が損なわれるのを避ける」ことが尊厳死の目的である場合もある。

 ウィキペディアより

これ大切な事だなと今すごく思っています。

実は母が脳梗塞になり、物を口から食べれなくなった時に胃ろうの手術をするか、このまま静かに死を迎えてもらうか、選ぶように言われすごく迷った事がありました。

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いまだに出した結論が良かったわかりません。

やっぱり本人の意思が分かるのが一番かなと思います。

葬式を家族葬でなるべく少人数でとか、臓器は提供しないとかは聞いていたのですが、延命治療の是非は聞いていませんでした。

 

「リビング・ウイル」は事前に書面で書いておくことが重要です。

まだまだ、普及していないので医師会では広げていきたいようです。

 

どうでしょう。このブログを読んだのをきっかけに一度家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?

 

今日はここまで!

by Oshobu~

私の管理するマンションにこんな、高齢者のご夫婦が居ます。(認知症にならないわけだ)

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2016年9月14日

(2016.11.20再編集、加筆・訂正)

 

おはようございます。

今日のテーマは「私の管理するマンションにこんな、高齢者のご夫婦が居ます。(認知症にならないわけだ)」でお送りします。

 

私は今、マンションの管理人をしています。

そこに、お二人とも85歳を超えたご夫婦がいるのですが、お二人とも元気そのもので、うちの父より年上なのに「認知症」のにの字も感じません!

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まず、仲がいいですね^^

この年齢ですから、べたべたしている分けではありませんが、雰囲気でわかる仲の良さってあるでしょう!?あれです。

 

で、よく出かける!

二人だったり、各人だったりしますがよく出かけますね。

詳しくは聞いていませんが、予定が多い事は認知症予防になります。

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それと、お洒落ですね。

特にご主人は、朝一出かけて又11時頃出かけるのに、上の服と帽子は違う組み合わせです。これはなかなか現役世代でもないですよね ^^;

「お洒落心が、ボケを寄せ付けない」とよく聞きますが、本当ですね。

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それと、性格が二人ともあっさりしていて、「文句」「愚痴」を言わないですね。

私どもとは、次の季節・行事の話をされることが多くて、前向きです。

話してて、こっちが気持ち良いくらいです。

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で、週2~3回、夜ご飯ふたり揃って外食に出かけています。

きっちり二人ともお洒落して、ご機嫌です。

楽しい食事が出来るって、健康の証ですね。

 

「こりゃ、ボケないわけだ!」^^

今日はここまで!

by Oshobu~

父の近況^^

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キリンが道路を横断!?

2016年9月11日

 

おはようございます。

数日前ですかね?ある人に「最近お父さん元気?ブログに出てこないから心配になったよ!」って、言われました^^;

 

今日のテーマは「父の近況^^」です。

【父の暮らしは概ね順調です】

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父の要介護度は、長らく1で安定しています。

よく、膝も「痛い痛い」と言っていましたが、最近は調子がいいようです。

おそらく暖かい(暑い)おかげだと思っています。また冬になれば痛み出すでしょう。

 

眠剤の効き目が落ちてきたので、先生に相談して少し強めのものに変えて頂き、今は安定しています。それでも、夜中に3回は起きますね^^;

 

食事も3回きっちり完食の上、食べたのを忘れて週2~3は2回目の朝食を食べているようです。^^;

と、言うのもわたしが仕事を始めたので、父の朝食は作るのですがデイサービスが来るまで居れない事が多いのです。

 

わたしが仕事に出かけた後、食べているみたいです。

冷蔵庫から、食べやすいものがよく消えています^^

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ですから、ちょっと太ってきているのが注意信号ですかね?

認知症って不思議】

(父が出来る事)

  • 洗濯機の使用
  • エアコンの使用
  • ウオシュレットの使用
  • ゴミ捨て(燃えるゴミ)他

(父が出来ない事)

  • お風呂を沸かす
  • テレビをつける
  • ゴミ捨て(瓶・缶)
  • グリル・レンジの使用(温めのみ可)

一番不思議なのは、洗濯機で結構ボタンが多くてコースも多いのに出来るのです。

これは、何か家で役割を残しておく事が「認知症進行予防」になるため、私が同居を始めてから、洗濯をずっと父の担当にしていたからと思います。

 

ゴミは「燃えるゴミ」の場所はわかりますが、「瓶・缶」は分からないみたいです。

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テレビは、リモコンが使えないようで、直接本体のスイッチでつける事出来ますが、チャンネルは無理のようです。

だから、ずーと同じチャンネルを見ています^^

【忘れるスピードUP!^^;】

最近の父の忘れっぷりは見事!の一言ですね。

朝は新聞の一面について、3回は私に解説してくれますね。

まぁ、3回とも「ふ~ん、そうなんや」って、私は言いますけどね。

 

一番酷いときは、私との会話で最初の方の部分を忘れているので、終着地点はまったく違う話題になっています^^

 

でもね、傍で見ていて思うのですよ…

「ああ、父は人として生きてるなぁ」って

 

今後も私自身の人生とバランスを取りながら、父を見て行きたいと思います。

 

では、今日はここまで!

by Oshubu~

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