介護の道も一歩から 

介護のことを中心に、高齢問題・福祉・老後準備、それに纏わる時事を書いています。

車いす転落死亡事故に見る、基本作業飛ばしの恐ろしさ!

 

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2017.07.23

 

今日のテーマは「車いす転落死亡事故に見る、基本作業飛ばしの恐ろしさ!」でお送りします。

下記の記事は、もう約1年前に書いた記事ですが高齢者をリフト入浴させる時に、お湯の温度を測っていなかったために、火傷で死亡させてしまった事故があった時に怒りにまかせて書いた記事です。

www.xn--u8j9cuc3a1045az8akz4jtu1c6ej.com

本当に、基本作業をちゃんとやるだけの話なんですけどね。

 

各報道によりますと、愛知県東郷町特別養護老人ホームで6月に入所者の60代男性が「出張理美容」の専用トラックに乗り込む際に、自動昇降リフトから車椅子ごと転落してしまいその後死亡する事故が起きています。

 

これ、悪いタイミングで二つの事が重なっています。リフトで専用トラックに二人いっぺんに乗せようとしたみたいでして、一人は歩けて一人は車いすです。

で、リフトがまだ上に向かって動いているのに、歩ける方の方が車に乗ろうとしたみたいですね。まぁ危ないと思ったのでしょう。

 

その人への対応に気を取られ、車いすを持っていた手を放してしまうんですね。

それにより車いすが落ちて男性が死亡するわけですが、これ防げたんです。

なぜなら、車いすのストッパーをかけていなかったから…

 

業者によると、車輪が回らないようにストッパーをかける決まりだった。一方、リフトと車椅子をつないで固定する器具はなかったという。また、車椅子を乗せる場合、リフトの定員は付き添いの理美容師とあわせて2人だった。当時3人が乗っていたことについて、業者の幹部は取材に「上昇が始まる際に突然女性が乗ってきた」と説明した。

 7/21(金) 3:25配信朝日新聞デジタル

これね、いくら入所者が勝手に乗って来ても、その時点でやめるケースです。

また、車いすのストッパーさへしていれば、結果は違ったでしょう。

 

残念です。

では、また明日です。

by Oshobu~