2017.04.12
今日のテーマは「熊本地震による関連死、70歳以上の高齢者が80%を上回る!」でお送りします。
熊本地震で震災関連死と認定された熊本県内の167人のうち、70歳以上の高齢者が133人と全体の約8割に上ることが、毎日新聞の取材で分かった。東日本大震災でも震災関連死の大半を高齢者が占めており、専門家は災害弱者に対する被災後のきめ細かな対応を求めている。
※毎日新聞 4/11(火) 22:10配信 より
◆震災関連死とは?
地震の遭って、倒れた建物の下敷きになったりして死亡するのが、直接死です。
一方、避難生活による疲労やストレスで体調を崩したり、地域の病院が機能せず病気を悪化させたりしたことが原因で死亡することを関連死と言います。遺族が申請をして自治体が審査をして認定されると250万~500万円の災害弔慰金が支給されます。
◆熊本地震では関連死の方が多い
また、熊本地震では直接死は50人ですから、関連死の方がはるかに多い事になり今後の教訓にして生かさねばなりません。
まぁ、やはり高齢者がやられるのですね。近い認識はありましたが、こうして数字ではっきり出ると改めて、災害弱者対策が重要なんだなと思います。
◆関連死年代別内訳
※毎日新聞 4/11(火) 22:10配信 より
特に高齢者・身障者の車中泊の対応をしっかりしないといけないですね。
いくら非常時とは言え、高齢者がずっと車中生活するのは無理があります。
高齢者はすでに、血管が劣化していることが多いですから、長時間同じ姿勢でいることで血管が詰まるエコノミークラス症候群のリスクが、若い方より高いのではないでしょうか?
今後は南海トラフの心配もありますから、知恵を絞っていかないとなりませんね。
では、また明日です。
by Oshobu~