http://www.ashinari.com/ フリーフォト
2016年11月5日
おはようございます。
今日のテーマは「高齢者と光の関係と健康と光のお話」でお送りします。
【高齢者施設の照明見直し】
いま、高齢者施設の照明を見直す動きがあります。
高齢者になると、病気と言う事ではない範囲でも身体の各所の機能が落ちてくるものです。ものの見え方は視機能と深く関係していて、加齢に伴う視機能や体の衰えに対して、視覚心理・生理の観点から照明を見直す事により快適で、健康な生活を送ることが出来ます。加齢に配慮した照明と言う考え方です。
まず、十分な明るさがいります。加齢により視機能が衰えてくるわけですから、それと照度差は禁物です。だからと言って全体的にすごく、ただ明るいでは高齢者は落ち着きません。落ち着いた感じで、開放感が味わえる照明が良いとされています。
まぁ、この辺りの話になるとインテリアのプロのお願いしたほうが無難ですね^^;
お金に余裕のある方は、被介護者のために照明を見直すのも良いかも…
※今日はお話、二本立てで行きたいのです。と言うのも光って健康にすごく影響があるのです。
【健康と光のお話】
「季節性感情障害」と言う病気があります。ある季節になると、疲れや気力の低下を感じる症状の病気です。日照時間の短い国の冬は明るく白い光を十分に浴びることが出来なくなり、体内時計を調節するメラトニンの分泌リズムが乱れます。
そうすると、色々身体に不都合が現れ悪化するとうつ状態にまでなります。
まぁ、日本ではちゃんと外に出る生活をしていれば、太陽光だけでも生体リズムを整える事は可能とされていますが…そう言う生活が出来ていない人、けっこういるのじゃないかと心配です。
また、加齢によってもメラトニンの分泌量は減ってきますので、中高年からはさらに注意ですね。
銀座東京クリニックHPより
図:夜間のピーク時の血中メラトニン濃度の年齢推移を示す。①新生児はメラトニンの分泌はほとんどないが、②徐々に増加して小児期にピークになる。③思春期を超えるとメラトニン分泌は減少し始める。④中年期には加齢とともにメラトニン分泌量が減少し続ける。⑤60歳を超えるとメラトニンの分泌はごくわずかになる。⑥メラトニンの血中濃度は午前2時から4時くらいをピークに夜間に上昇するが、加齢とともに減少し、60歳以上になると、分泌量は極めて低下する。
銀座東京クリニックHPより
http://www.1ginzaclinic.com/melatonin-and-cancer.html
【生体リズムを整え、安眠するには?】
①朝日を浴びる
②昼間は太陽でも、人工光でも良いので明るく白い光を浴びる
③夜は暖かでやや暗めの光の下で過ごす
との、事です!
では今日はここまで。
by Oshobu~