介護の道も一歩から 

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「認知症86歳、東武東上線にひかれ死亡 駅に迷い込む」を考える。

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2016年11月4日

 

おはようございます。

今日のテーマは「認知症86歳、東武東上線にひかれ死亡 駅に迷い込む、を考える」でお送りします。

1日午後8時50分ごろ、東京都板橋区赤塚新町1丁目の東武東上線下赤塚駅で、同区赤塚2丁目、無職芦沢志子さん(86)が通過する急行電車にひかれ、死亡した。

朝日新聞デジタル 11/2(水) 20:56配信

 

 

この事故、我々介護者として考えさせられます。

認知症と言っても相手は人です】

何が言いたいかと言うと、こう言う事故は家族に批判が向きやすいです。

「ちゃんと見ていないから…」「なぜ?一人暮らしをさせるの…」

 

うん。事情を知らない世間様がこう言うのはある程度仕方なしです。筆者も自分が認知症の両親を介護して、介護のブログを書くために勉強するようになって、色々な見方が出来るようになりました。

 

だから、このブログで書いて行くわけですが認知症と言っても相手は人です。

別に犯罪者でもないので、縛り付けたりは出来ません。

この亡くなられた方のご家族もそうですが、出来るだけ努力はします!だけど24時間の監視(見守り介護)は無理です。

【家族はやれることはやっていたと思う】

高島平署によると、芦沢さんは認知症を患っており、家族が全地球測位システム(GPS)機能付きの携帯電話を持たせていた。芦沢さんは一人暮らしで、日中は施設に通い、夜は家族が芦沢さんが眠るまで付き添っていた。1日夜、家族が自宅に行くと、芦沢さんがいなかったため探していた。

 

朝日新聞デジタル 11/2(水) 20:56配信

昼間はデイサービスに行かせて、夜は寝るまで付き添う。

筆者の生活とよく似ています。でも、完璧には見守りきれません。

今は施設に入所させるにしても、要介護3の認定が必要ですが体が動く方はなかなか出してもらえません。

 

また、認定が出ても施設が順番待ちだったりします。民間と言う方法もありますが、普通の所得の家庭では高値の花です。

 

同居していないのも、何か理由があると思います。そもそも、被介護者自身の「拒否」が強い場合が少なくないです。

【ただ、一定の責任がかかるのは已む無し】

この記事からは、電車の運行に影響があったのかどうか?読み取れませんが、結果責任として法の下、家族に責任があるのは已む無しです。

 

今回は、相手が大きな鉄道会社ですが、もしわたしの父が家事を出して隣の家が全焼してしまったら、民事的な賠償は払わねばなりません。逆の立場を考えれば当たり前です。

※結論の出ない話を長々と書いてしまいました。

お付き合い、ありがとうございます。

 

介護者のみなさん、お互い事故のないよう出来る限りやっていきましょう。

末筆になりましたが、今回亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

 

by Oshobu~

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