2019.02.24
今日のテーマは…糖尿病での筋肉減少の仕組みが世界で初めて解明されました(神大など)で、お送りします。
みなさん、糖尿病には気をつけて生活して参りましょうね^^
2016年度国民健康・栄養調査によりますと、国内糖尿病患者は1000万人・予備軍が1000万人で、もう誰がなっても不思議ではない病気です。
さて、糖尿病の症状で、高齢になるにつれ筋肉が減少すると言うものがあります。これは今ままで「筋細胞の増殖作用もある、インスリンが十分に働かないため」と言う仮説が有力とされていました。
これが全然違ったと言う事です。報道によりますと、神戸大学大学院医学研究科の小川渉教授(代謝糖尿病学)らの研究チームが…
高血糖の常態が特定のたんぱく質に作用し、筋肉量を減少させる事を確認…
したと言う事で、2月21日米科学誌電子版に論文が発表されました。
この研究の大きな意義は、「サルコペニア」や「ギブス固定の長期入院などの筋肉減少」などの、他の筋肉減少も治す治療薬開発に繋がる可能性があると言う事です。
「サルコペニア」とは、「加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下」のことです。 人間は老化により、骨格筋量の進行的な低下、それも体力や機能の低下を導く大幅な低下を経験します。「 サルコペニア」とは、ギリシャ語で「筋肉」を意味する「sarx」と「喪失」を意味する「penia」を組み合わせた言葉です。
https://www.almediaweb.jp/pressureulcer/maruwakari/part9/01.html
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まぁ、一般人が聞いても「なんのこっちゃ?(笑)」と言う話ですが、その問題のたんぱく質も特定されています。
「KLF15」
と言うたんぱく質で、マウスの実験ですが、糖尿病になると健常者ではほとんど確認出来ない、この「KLF15」が4倍以上に増えます。しかし、これを取り除いたマウスは糖尿病でも筋肉は減りませんでした。
この「KLF15」は「WWP1」と言うたんぱく質(酵素)の作用で、別のたんぱく質「ユビキチン」と結合して分解される事も発見されました。血糖値が高いと、この「WWP1」が減少するので、「KLF15」が蓄積されていくと言うわけです。
(*‘ω‘ *)書いていて、頭が痛くなって来たので(笑)、この辺りでやめます!ww
まぁとにかく「朗報」と言う事です(そんなまとめでいいのか?)
では、また次回です。 by Oshobu~
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